今の時期、自転車で走っていると、フワフワと飛び回る無数の小さな虫の集団に突っ込むことが多い。それなりのスピードで走っているため、その虫の集団には殆ど気づくことができず、顔面や腕にビチビチとヒットして地味に不快。
この虫の集団は『蚊柱』というもので、正体はユスリカ。蚊といっても、吸血する夏の敵、アカイエカやヒトスジシマカとは異なり、口や消化器系がなく、餌を摂ることができない。成虫での寿命は一日前後とのこと。集団はほぼ全て雄で、そこに雌が飛び込んでくるのを待っている…マッチングや合コンより厳しいか。

▲画像はアース製薬の蚊柱(かばしら)を作るユスリカってどんな虫?蚊ではないって本当?より引用。
水辺で見られるようだが、実際は流れの悪い排水路やちょっとした水溜まりでも発生できるようだ。蚊柱ができるポイントを思い出してみると、排水路や側溝、水溜まりがあるような湿った場所ばかり。自然のサイクルゆえ、人間としてはヒットしても我慢するしかないが。
自転車に乗っていると、大きく呼吸するために口から息を吸うことがある。タイミング悪く蚊柱に突っ込んでしまい、ユスリカが口の中に突入してしまう事故は一度や二度ではない。口の中に入ったことは瞬間的に分かり、慌てて吐き出すことになる。
コロナ禍でマスクの着用が当たり前となっていたとき、口元を覆うことができてユスリカに悩まされることがなくなったのは、大いに助かっていた。今でもマスクが手放せない理由の一つに、蚊柱対策があったりする。歩いているときはともかく、自転車に乗る機会が多く、蚊柱で不快にならずに済むとなれば、なんだかんだで使い続けることになる。