シビックRのエンジンマウントは切れやすい。日頃から細かくチェックしており、異常があればすぐに対応できるようスタンバイし続けている。その弱さは追跡調査のネタとしてはとても有効で、エンジンマウントの交換レポートページでは随時加筆を行っている。

パーツカタログのイラスト上で表記される、マウント系部品は赤い丸で囲った。それぞれが個別の部品番号が設定されているので、損傷した部位だけを交換することが可能。もう一つ重要になるのが、青い丸で囲ったボルトやナットといった部品。エンジンの重量や振れのストレスが直接掛かる部分で、サービスマニュアルでも『分解時交換』と指定されているものもある。
サービスマニュアル上で指定されていなくても、ストレスが掛かりやすい部分なので、脱着する機会があれば迷わず新品に交換している。

ディーラーで作業依頼を出した際には、マウント本体だけでなくボルトやワッシャーも同時交換された。プロの観点でも、それだけ神経質な部分なのかもしれない。
いつ損傷してもいいように、各部品は複数個ストックしているが、黄緑色の丸で囲った16番のボルト…90183-SR3-000だけは残り1本となっていた。買い増ししようとしたら「もう買えない」と言われて購入不可能な状態が続いている。
検索してみると、HondaPartsNow.comで販売が続いていることが判明。疲労の影響もあって、構わん買ってしまえ!と深く考えることなく、購入と輸入手続きを行ったのが4月24日。到着予定日は連休明けとなる5月の第二週だったが。
郵便局から「5月1日に荷物を配達するからよろしく」と連絡が入る。はて?ゆうパックで送られてくるようなものはあったかね?と深く考えぬまま当日を迎え、渡された荷物を見てすぐに状況を把握。HondaPartsNow.comからだった。

「もうついたのか!」「はやい!」「きた!ボルトきた!」と、某騎士状態。一週間でアメリカから届くとは、ヤフオクよりも早い。潰れかけた段ボール箱が、長旅を彷彿とさせる。そしてなによりクサい。悪臭。海外から送られてくる段ボール箱は、今のところ例外なく特有の悪臭があり、HondaPartsNow.comも例外ではない。虫がついている可能性もあり、即解体してゴミとして捨てる。

開封して一発目の光景。ボルトという硬い部品なので、梱包状態は適当そのもの。

やはりHondaPartsNow.comで購入したコンデンサーファンモーターのように、国産品がアメリカに渡り、再び日本に戻ってくるという、大旅行的な部品になることを期待していた。しかし現物はアメリカ産のパッケージに包まれており、Assembled in USAの文字もある。今回は洋モノのボルトだ。
アメリカ産の部品だからといって、さてはインチだなオメーとなることはない。国産バージョンの90183-SR3-000と比較してみて、同じサイズであることは確認済み。

計3本。ここまでストックしておけば、もう不安になることはないだろう。貴重な国産バージョンは後々アルミ袋による封印とする。
最も気になるのが購入費用だろうか。ボルトは1本あたり256円で、2本購入しているので512円。アメリカからの輸入につき、送料は4,999円。保険代が81円。これら合計で5,592円となり、クレジットカードもこの金額で請求されている。本体価格が512円だったことで、関税と税金の請求額は0円。
送料が非常に高くつき、我ながら随分アホな買い物をしたと思っているが、国内では入手できなくなったホンダ純正部品であり、近い将来の交換時に困らずに済む。もう一つ、転売屋から買うよりは遥かにマシだろう。