旧車をディーラーに?

先日、旧い(古い)車をディーラーに入庫させたら修理を断られたというツイートがあった。その前後の発言も相まって炎上状態になってしまい、最終的にツイート主は削除した。

古い車ディーラーに持って行ったら修理を断られた。

一応、既に削除されている内容なので、アカウント名はモザイク加工。ビクトリースペックってなんぞ?と思ったりしたが、ああVスぺのことかーと理解。

実際、会社でR34スカイラインGT-Rに乗っている人に「Vスぺって、ビクトリースペックって言うっすか?」と聞いてみたところでは「初めて聞いたよその言い方!」と笑っていた。

今年の5月で製造から25年目になるシビックRは、中古車として他地域で買ったものだ。公道を走る以上は法律に則った点検整備を受けなければならず、プラスしてDIYで出来ない重整備等は、基本は近所にあるディーラーに依頼している。このディーラーで新車を購入したことはなく、部品が出ないかもしれない旧い車ながら、今のところは整備等を断られたりするようなことは起きていない。

なぜ受け入れてくれるのか。ディーラーとの付き合いを振り返り、私なりに気を付けたこととは。

1.手始めは、オイル交換から―

いきなりあれこれ任せようとする旧い車の一見さんは、え?なにこの人?誰?と思われて当たり前。それこそ「今回初めてオイル交換を依頼したいのですが…予約とかできますか?」くらいに、謙遜して申し込むくらいの態度があってもいい。何回か店を訪れてから「今後の点検とかも任せたいのですが?」と振ってみる。

2.急がせるようなことはしない―

旧い車なのだから、何が起こるか分からない。イマ車なら午前中で終わる法定12ヶ月点検も、万一のことを考えて一泊二日、二泊三日は当たり前で、作業完了の時間は全て店舗側に任せてしまう。

3.クレームの言い方に気を付ける―

ミスがあっても仕方がない。ディーラーでの修理後、「これは…ミスだろ」と異常を再発見することはあった。しかし、限られた時間で、他の車と並行的に作業をしなければならない状況下で仕上げてくれたのだから、それだけで感謝モノ。クレームというと、感情的になって相手を非難するような言い方が思い浮かぶことが多いだろう。が、上手に「作業ありがとうございます。で、先ほど異音が出ちゃいまして、もう一度見てくれます?」と言うには、ある程度の慣れが必要。

4.全スタッフに敬意を払う―

受け付けや会計といった場面で、手に持ったスマホを片付けて、頭を下げながら「お願いします」「ありがとうございます」といった一言が出るだろうか。ディーラーに訪れる客を見ていると、これらの人間としての基本ができていない人(しかも明らかに私より年上)が、意外と多く感じるもの。店内を移動中、すれ違うスタッフに「失礼します」「お疲れさまです」と言えないとね。旧車乗りである前に紳士たれ。

旧い車における部品問題や他車種の部品を流用して対処する方法については、全く別次元のことになってくるのでここでは除外。

客が店を選ぶのと同じく、店も客を選ぶ権利がある。先のツイート主には、お客様は神様ですという時代遅れな意識があり、それが店側に感じ取られたのだろう。自分の思い通りにいかなければ、潰れろだとかガチでクソと発言するあたり、ここに本性が見えてくる。そもそもツイート主も、自分に都合の悪い意見をしてくるアカウントはブロックしているそうで、普段やっていることをやられたら怒り狂うのは子どもの精神構造だ。

定期的に、旧い車をディーラーに入庫させることについての是非がネタになることがあり、私としては手間を掛けさせて申し訳ないなと思う気持ちはいっぱい。幸い、店側から「何かあったらすぐに持ち込むように」と言われたこともあるが、断られたらそれまでだなと覚悟はしている。