Yahoo!に掲載されている記事に『バブル時代のクルマに乗れなくなる!? 電子デバイスに仕込まれた「時限爆弾」とは』なんてものがあった。
AUTO MESSE WEBの配信による記事なので、大元にもリンクしておく。掲載広告が多くて読み込みスピードが遅いので、Yahoo!の記事の方が早い。
内容としては、車の電子パーツが経年劣化してきて、修理するにも難しくなっているという記事。『電子部品の経年劣化による問題が表面化してきた』なんて文章があるが、何を今更というのが第一印象だった。2010年代前半の時点で、1990年代初期の車の電子パーツ類が不調に陥ってしまい、オーナーによる修復レポートは多数あったりしたもの。
無料ホスティングサーバのサービス終了により、そういった修復レポートの殆どが消えてしまったが、現在でもいくつかは残っている。例えば、70スープラのECU修理のレポート。
当Webサイトでは、パソコン関係のレポートの一つとして電解コンデンサの不良問題を公開し続けており、応じて車の電子パーツ…特に電解コンデンサに対しては早くから神経を尖らせていた。

ECU。前期型と後期型で形状やサイズがまるで違い、乗っているのが前期型なので基板が大きいタイプ。電解コンデンサがあちこちに配置されている。

ABSコンピュータ内部にも、電解コンデンサがポツンと配置されている。

SRSエアバッグコンピュータ。絶対的な信頼性と非常時における確実な動作を行うため、指の太さくらいある電解コンデンサが最も目立つ。

速度計の基板にも電解コンデンサが二つ配置されている。その他、エアコンの操作パネルの基板にも配置されていたと思う。
電解コンデンサは明確に寿命がある電子部品で、アレニウスの法則、10℃2倍則といったものがある。周辺温度が10℃上がると寿命が半分になり、逆に10℃下げれば寿命は2倍になる。105℃2000時間という寿命設定なら、95℃なら4000時間、85℃で8000時間、75℃で16000時間…と計算しやすい。
いずれトラブルになることが予想され、早いうちに対策を立てておくしかない。1990年代後半のネオクラ車なので基板の枚数は少なく、監視しやすいのが大きな利点だ。