『暑さが峠を越えて後退し始めるころ』と定義される処暑は、今月の23日。そういえば、まとわりつくような暑さが無くなっており、空に浮かぶ雲はすっかり高いところにあって、秋が近づいていることを実感できる。二十四節気もなかなか侮れない。
今年はどうもセミが少ない気がする。いつもなら現場のあちこちに転がっていて、死骸とはいえ踏み潰されるのも…。ということで、回収してアリの巣近くに落としていくのだが、その定例作業が本当に少ない。植えられている木に引っ付いているセミを手づかみで採取し、それで遊ぶのも毎年の楽しみとしていた。今年はそれもできていない。
昆虫観察を趣味とする後輩に聞いても「今年は少ねぇっす…」とボヤいていたので間違いなさそうだ。近所が東京オリンピックの会場となっていて、緑地帯が整理され、応じてセミの幼虫も片付けられてしまったのかもしれない。一度減った虫の回復には、数年レベルの時間が掛かる。大発生レベルになるには、数シーズン先のことになりそうか。
春と秋を比較すると、秋の方が平均気温は高い。それでも涼しさから過ごしやすくなると感じるのは、身体が夏の高い気温に慣れているため。若干気温が落ちただけで、ラクと感じて極短時間で慣れてしまう。このことから、再び厳しい残暑に見舞われると、大ダメージとなってしまう。
台風一過で湿った南風が吹き込み、気が狂うような暑さでダウンしやすくなるのも、これからの時期お馴染みのパターンとなってくる。暑さに負けない身体づくりから、気温の変動に耐えられる身体づくりに移行していくのもすぐだ。落ち着けるのはもう少し先の話。