平日は大井ふ頭を横目に通勤することになるので、そこで荷役するトラクター(トレーラーヘッド)を大量に見る。
大手国内トラックメーカーのトラクターがいれば、スカニアやボルボ、メルセデスといった海外のトラクターも混じっていて、暇つぶしには事欠かない。ここから発展して、タミヤで国内トラックメーカーのRCモデルが出ないかなとか、最近発売した四軸トラックを流用して6×2(前2軸・後1軸/1軸駆動)のトラックを作れないか?といった話に発展することもしばしば。
行き交うトラクターの中に、僅かばかり旧型車両が混じっていて、まだいるのかと目で追う存在がいる。

例えばいすゞ自動車のギガ。フロントガラスの上に緑色の三連ランプ…速度表示灯が装着されており、走行速度に応じて順番に点灯するようになっている。大井ふ頭に並ぶ旧型トラクターは、今も相変わらず点灯させながら走っており、昔は当たり前だった光景が懐かしい。
1999年に法改正されて、この速度表示灯は廃止された。以後に新発売された車両は速度表示灯がなく、すっきりとしたフロントフェイスになっている。
2003年10月からは都心部においてディーゼル規制が施行され、旧式ディーゼル車はディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)を追加装着する改造を施すことで、運行規制対象から外れることができた。もう一つ、自動車NOx・PM法も忘れてはならない。車種、初度登録日、使用の本拠の位置、排出ガス規制区分によっては車検が通らなくなる厳しい規制によって、都心部からは黒煙を吐き出しながら走るディーゼル車は年々姿を消していった。
よって、速度表示灯が備わる旧型トラクターは、どうやって今の時代まで現役で荷役を続けられているのか、けっこう不思議だったりする。まずナンバーを確認すれば状況を予想できるが、対向車線の離れた位置にいて、走りながらのすれ違いになるので、それはできず。旧型トラクターが現役で走っていると、今もいるのかと思ってしまう点では旧い乗用車と全く同じ。