ヘッドライトの内側が結露して、水滴まみれになってしまうことがある。各バルブのパッキンやキャップが経年で痩せてしまう、正しく取り付けられていないといった原因が主だったもので、他にはレンズとハウジングの合わせ目の状態不良によって浸水してしまうこともあるそうだ。

一旦結露すると、このような惨状になるようだ(イメージ)。よくよく思い出してみれば、かつて乗っていたEK4シビックSiRIIは、雨に降られるとヘッドライト内が水滴まみれになっていた。バルブの熱で蒸発しても、雨が降れば再び水がチャプチャプと。
レンズ単体やリフレクターの交換といったカスタム等で、レンズとハウジングを分離する「殻割り」を行い、ブチルゴムやパッキンを損傷させたまま組み立てるとシーリングが甘くなって、そこから水が入ってしまうこともあるようだ。走行中のヘッドライト内部は背面の通気口によって負圧になっており、合わせ目から水が入りやすい。
殻割り後、どうもヘッドライト内部が結露しやすい、各バルブのパッキンやキャップは新品にしても、どこからか水が入ってくる…という想定で、簡単なテスト方法を考えてみた。

バルブ用の開口部は一ヶ所を除いて、全て塞ぐ。ペットボトルの底部分を使って簡易的なフタを作り、さらにビニールテープでグルグル巻きにして浸水しないようにする。写真下側、スモール(車幅灯)用の開口部は使い古した消しゴムでフタを作った。こちらもビニールテープを重ね巻きして防水。

次にウインカーバルブ用の開口部に適当なホースを接続する。今回使用したのはハンディ掃除機のホース。ビニールテープをしっかり巻いて接続し、ハウジングからホースが脱落しないようにする。

そしてホースの先には、送風機代わりのドライヤーを接続する。

ドライヤーを冷風モードのまま動作させて風を送り込み、浴槽や洗面所に張った水へレンズとハウジングの合わせ目部分を沈めてみて、泡が出るかチェックする。ここでは浴槽を使っている。ヘッドライトとハウジングの合わせ目が浸かればいい程度の水深で間に合い、昨日の入浴の残り湯なら、うまい具合に冷めており気兼ねなく捨てられる。熱風モードでは絶対に動作させないことと、水の近くでドライヤーを使う場合は感電に警戒するのが注意点か。
ドライヤーから送り込まれた空気は、ヘッドライト内部で僅かばかり加圧される。もしも合わせ目のシーリングが甘ければ、そこからもブクブクと気泡が出てくるという、自転車用タイヤのパンク穴と同じ要領だったりする。背面を含めたヘッドライト全体は沈めずに、合わせ目だけを沈めるのがコツ。
もしも合わせ目から気泡が出てきた場合、再度殻割りしてブチルゴムやパッキンを塗り直すか、適当な接着剤(例えばコニシのボンド ウルトラ多用途SUクリア)を流し込んで穴を封じておく。洗面所や浴槽にはヘッドライトに付着していた油が付着し、底には砂が沈むので、水没テスト後はすぐに洗剤でしっかり洗う。
レンズとハウジングが密着された状態を解く殻割りは、それなりのリスクがある。今回ネタにした記事は、殻割り後に行う絶対的なテストではなく、シビックに限定したものではないので、こういうチェック方法もある…という参考程度に。