脳年齢

職場のあちこちに転がっている電卓の中には、脳年齢を測定できる電卓(シャープ製)があって、どう脳年齢をチェックしてくれるのか。実際に試してみる。仕事?なにそれ?

簡単な足し算、引き算、掛け算の計算を50問繰り返す。その早さと正確さで、脳年齢を表示するという、いわばお遊び機能。だいたい1分強で全て終わるはずなので、ちょっとした待ち時間にも使える。

最初は回答方法が分からず、ついでに電卓によってキーの配置が微妙に異なることから、少々手間取って1分半正解率は94%となり、気になる脳年齢は47歳とか、実年齢よりはるかに高い数値が出てショックを受ける。そこから慣れてくると、どんどん時間が縮めることができて、正解率は100%を維持できるようになっていった。実年齢を下回ることができれば、満足して終了となる。まるで公文式のプリントをひたすら解いているような感覚が、妙に懐かしい。

遠い昔、子どものころに読んだ人体学習マンガでは、20代後半あたりから、脳細胞は毎日10万個から15万個が死滅していく…という解説に、かなりの衝撃を覚えたもの。細胞の塊たる脳が20代中盤で早くも劣化が始まり、それが老化して死ぬまで続くなんて、少々嫌なものがある。

ここ数年の解明や新しい説を調べてみると、相変わらず20代中盤から脳細胞の減少が始まるとされているが、その一方で学習や遊び、運動といった刺激によって脳細胞の回路の増設や組織の増加が見られるそうで、脳細胞の減少スピードを抑える手段はいくらでもあるようだ。

加齢で脳年齢の増加=脳細胞が減る、体が疲れやすいとネガティブに捉えるより、加齢の分は収入が増えているのだから、遊びに金を掛けてみる、早く寝て翌日に備えるといった、新たな刺激を常に見つけるといったポジティブに考えたほうがいい。