列車運用の状況報告書を眺めていると、駅名は完全に省略された状態で記載されている。東京ならトウ、品川ならシナ、新大阪ならシオ…のような具合。この略称を電報略号といい、調べればいくらでも出てくるし、ウテシ(運転士)、ウヤ(運休)、ヨロ(よろしく)あたりは何かと目にすることが多い…気がする。
電報略号のベースとなっている電報は、現在でもサービス中。本来の緊急連絡等の手段というよりは、気持ちを伝えるための手紙的存在となっているようだ。NTT東日本の公式Webサイトによれば、電報本体だけでなく付属品もセットされて、付加価値を高める設定となっている。その一方で、局番なしの115から始まる受け付け番号も現役だったりして、個人のスマホによる即時通信があるこの世の中でも、何かしらの需要はあるらしい。
本題。その路線の駅名と電報略号は自然と覚えていた。プラスして、東京駅を起点にした営業キロも覚えつつあり、このあたりは土地勘、東名高速で散々行き来している影響もある。東京駅から見て名古屋駅方面に向かい、列車や自動車問わず100kmから120kmを走れば、熱海駅や三島駅がある。さらに細かい距離地点を辿っていくと、トンネルや鉄橋があったりして、なんとなく判別がついてくる。
土地勘があるからこそ、覚えることには苦労しなかったが、これが山陽新幹線になるともう完全にお手上げ。大阪以西は殆ど未攻略なこともあって、駅名と電報略号が全然一致しない。駅に降り立った、もしくは立ち寄った経験とそこまでの行程があれば覚えやすいが、山陽新幹線は一駅や在来線遅延の迂回として限られた区間しか乗ったことがなく、印象が薄い。しばらくは電報略号から駅名を調べ直す二度手間が続くことになりそう。