分解練習の果てに

シチズン ホーマーの精度調整をするためには、テンプの根元にある『ヒゲ玉』を直接操作する。いきなり触って失敗しないよう、部品取りのテンプを使って、ひたすら練習を繰り返している。

練習とオーバーホールを同じピンセットでやっていた。練習特有の無理な扱いと、オーバーホール中のネジや歯車といった硬い部品を掴んでいたことで、かなりストレスを溜め込んでいたらしく、先端がポロリと折れてしまった。

先端が失われたピンセット

本来はもっと細い先端も、折れてしまったことで厚手のピンセットに変化してしまった。研磨して修正するにも、あまりにも厚すぎる。

先端が折れてしまったとはいえ、研磨すればこのピンセットはまだ使える。時計修理だけでなく、電気回路の基板やステッカーの貼り付けなど、用途はいくらでも考えつく。改めて極細のピンセットを買い直すとして、気になるピンセットのリストアップをしてみれば、10,000円に軽く達しそうな勢い。