いつも使っているガソリンスタンドで給油と洗車を注文し、支払いを終えた段階で「年末は車検なので、ちょっとご案内いいですか?」と話が続いた。
「え?車検?今年?」と思わず声を出してしまったが、今年はEK9シビックRにとって10回目の車検のシーズンとなり、すっかり忘れていた。聞けば今のうちに予約しておけば、費用はいくらか割引になるというが、当然保留。
車検の費用において、重量税や自賠責保険料、印紙代といった法定費用は決められている。この法定費用以外のところから割り引くことになるが、薄利多売なことを簡単に口にして、やっていけるのだろうかと少し心配になってしまった。
その車検は七ヶ月先。今年の定期交換部品は、デスビキャップとローターの交換が設定されているくらい。その他、何かあったかな?と考えてみたところ、ストックケースの中にクラッチマスターシリンダーとスレーブシリンダー、クラッチホースが転がしてあったことを思い出す。
2014年9月にミッションのオーバーホールを依頼した際、クラッチマスターシリンダーとスレーブシリンダー、クラッチホースを同時交換しており、年末になれば5年10万キロに達し、ちょうどいい交換タイミング。そしてストックを減らすには好都合だ。

ストックケースから、すぐに使える持ち出し箱へ移動しておく。そしてもう一つ出てきたのが、写真右下の46210-S10-862。プロポーショニングバルブ(Pバルブ)というもので、入力するブレーキ油圧が一定以上高まってきたら、リアブレーキキャリパーへの出力油圧を下げる機能があり、リアブレーキのロックを防いでいる。
いつ買ってストックしたかは、車検までに納品書を再チェックすればいい。一種の圧力弁だと考えれば、現車のものは21年を超えるので、こんなところもリフレッシュしておくことは悪くはない。
このような、車検だからついでに交換してしまおうか?という部品が必ず出てくるので、ただ単に『車検を通す』だけでは済まない背景があり、ついでに現車とパーツリストを含めた入念な打ち合わせも必須、総費用はいつも度外視だ。だから七ヶ月先の車検予約で安くなると勧められても、依頼には至らない。