新元号発表の日。腕時計をチラチラ見ながら、そろそろ発表だな?と思うところがあったが、自分自身の任務を最優先だ。荷役機械のメンテナンスと月次点検で現場を走り回っているときに、ちょうど菅官房長官が「令和であります」と発表したのだった。
昼飯時に事務所へ戻ってきて、すかさず「新元号ってなに?」と聞くと、「令和ですってよ」「れいわ?いいんじゃない?」と口にした。こんな具合で、5月1日からの令和時代を待つだけとなった。
去年末から、今年5月の改元に向けて提出書類の殆どが西暦表記となった。それまではH31…と書いていたのが、2019…と書くようになり、あっという間に浸透して、今では「誰だよ平成で書いたの!」と言われるようになっていた。令和という元号が決まったからには、R表記で書くことは許されるのだろうか。
昭和天皇が身をお隠しになって、元号が平成になったときは、重苦しい雰囲気と自粛の空気が印象深いらしい。新元号の発表があった今日は、過去とは全くの逆で、一種のお祭り騒ぎ状態になっている様子が感慨深いようだ。
天皇陛下が、「おことば」を国民向けに発したのが2016年8月。陛下自身が高齢になり、昭和天皇の自粛ムードと連日の輸血報道を目の当たりにしてきたことで、同じことは繰り返してはならないというご配慮と考えられる。2017年12月に、退位の日が2019年4月30日に決まる。そして今日、令和という新元号が発表され、5月1日に施行予定となる。
和暦と皇室は関係しており「おことば」の日以降は、けっこうな頻度で天皇陛下の歩みを振り返る特集報道が組まれていた。日本における象徴としての存在を知る機会になり、平成が終わることもあって、皇居での各記帳は大変な賑わいを見せていた。和暦の歴史の重み、5月からの新天皇と令和という次の時代に向けて、国全体の盛り上がりとなった。天皇陛下は、日本が明るく賑やかになることを願っていたのかもしれない。