S15シルビアのダッシュボード脱着練習

S15シルビアは喫煙車だったことから、クーラーを使うと特有のニオイが漂う。特に夏場、クーラーを切って送風モードにすると目にくる強烈なニオイが感じられ、毎年の夏にウンザリすることもあり、いい加減なんとかしたいところ。この手の悪臭の源はエバポレーターと容易に想像できるが、市販のエアコン洗浄剤で洗ってみたところで、効果はその場しのぎでしかなく、夏の終わりには再びニオイが感じられる。

そこでエバポレーターとヒーター単体まで分解し、個別洗浄して根底から消臭することになった。この作業を行うためには、ダッシュボードを取り外さなければならず、さらにはクーラー系統からは冷媒ガス、ヒーター系統からは冷却水を抜かなければならない。冷媒ガスの抜き取りはディーラーにて、冷却水の抜き取りは自前でやるとして、ダッシュボードの取り外し方法が分からないと作業に着手することができない。ということで、まずはダッシュボードの脱着練習からスタートだ。

S15シルビアのダッシュボードが外れたところ

バッテリーのマイナス端子を外したところから時間計測を開始し、せっせと作業して40分程度でこの姿になった。ホンダ車ではダッシュボードの裏面に部品が組み込まれ、アッセンブリー化されているが、日産車はこのように車体側に全て組み込まれており、ダッシュボード単体は中身を覆うプラスチック製のカバーだったりする。生産ライン上での組み立ての都合を考えれば、どちらが有利かは言うまでもないが、かつての日産を具現化したような組み方に思えた。「あっ、この瞬間が、日産車だね!」

各部品を固定するスクリュー一つにしても、第一印象が木ネジだ。金属のネジ穴と木ネジの組み合わせは、オーバートルクで締めたり、何度も脱着を繰り返すとストレスが掛かって、ネジ穴を壊してしまう恐れがある。後々、カーナビの換装でハーネスの処理に伴い、ダッシュボードの脱着をしなければならないが、慎重な組み立てでストレスを少しでも低減させておかなければならない。

慎重な組み立てとあちこちから飛び出してくるハーネスの処理に手間取り、組み立て時間は2時間少々となった。個別洗浄の当日は日帰りで終わらせなければならず、作業スピードを上げる必要性あり。

それにしても、この車内の姿はどこかで…。そうだ、埠頭や人通りの少ない路地等で放置されている車だ。子供のころは放置自動車をよく見かけたものだが、最近は見なくなった気がする。