アソビット

『ラオックス秋葉原アソビットシティ店』が今月末で閉店するというニュースが出て、ああまたか…というのが第一の感想だった。

長きに渡って、それこそラオックス ザ・コンピュータ館が存在していたころから、あの界隈を歩き回っていた身としては、運営元のラオックスの迷走ぶりはお馴染みの光景であり、改装開店→一年程度で閉店というのを目の当たりにしてきた。行く度に、売り場の形態が微妙に変わっていることなんてザラで、アレを買ったらついでにコレも買う…みたいな、買い物動線を一切考慮していなかった印象が強く、そして店が消えているというオチが繰り返された。

ラオックス本体がこんな状態なので、アソビットシティもだいたい似てくる。2002年開店の、最初のアソビットシティ(現在のドン・キホーテ秋葉原店)は二年持たなかったし、アソビットシティならでは!というものが見当たらない無難過ぎる品揃えでは、一回行けばもういいかな?と、ホビー系の買い物なら周辺の専門店に行ったほうが結局は早かった。とどめに、経営不振から中国資本傘下に入り免税店が主体化、日本人の顧客層を一切無視したような経営方法では、自然と距離を置きたくなるものだ。

免税や爆買い頼みながら、熱くなりやすく冷めやすい波のある日本のオタク文化において、アソビットシティはどれだけの利益が出せていたのだろう。秋葉原というちょっと特殊な土地柄で家電やドラッグストア的なものならともかく、訪日客相手のホビー系では長らく厳しかったのかもしれない。頼みの爆買いもアレだし、ラオックスの興味深い動きはまだまだ続きそうだ。