気温が高い日中が続いたりして、秋が深まっている気配を感じない。とはいえ、朝晩はすっかり冷え込んで、ついでに日が出ている時間が短くなった。動き回るにはそろそろ厳しくなってきたこともあって、今年のドライブはここで終わりにしておくのが適切だろう。というこで、走り収め。3年ぶりに富士スバルラインに向かう。下界との標高差で、寒いだろうと思ったらそうでもないような?ただ、それは日なたに限ったことで、日陰に入ると寒い。日に当たらない路面は、ガッチリ凍結中。「凍結注意」という警告標識が、冗談には見えなかった。
さて、シーズンが終わった富士山は、閉山という扱いになっている。案内においても閉鎖と表立った言い方をしているものの、ゲートは開いているし、富士吉田市乗馬組合は営業中。どうなっているのか。登山道は凍結、あちこちに氷柱ができていることから、確かに危ない。クロに限りなく近いグレーな気配だ。常に小石が転がっていく音を耳にしつつ、足元に注意しながら一時間ほど歩くと…。

2,400m付近に到達。一気に視界が開け、眼下に広がる河口湖。双眼鏡の類があれば、御坂峠の天界茶屋を探せたかもしれない。この地点と河口湖との標高差は1,500m以上あり、これが本当の上から目線。上空は航空路になっているので、数分おきに飛行音が響く。

「ふははは!手始めに山中湖を征服だぜ!」
こちらは山中湖。河口湖から100m以上の標高差があったりするのだが、2,400m付近から見た感じでは、その差はよく分からない。山中湖村となっているだけあって、町の規模も河口湖側に比べれば確かに小さい。指を差している人物(私)の向こう側に見える山あたりに、篭坂峠か。ここは後ほど通ることになるので、先ほどまで上にいたことを改めて実感することになる。

遠目ではなだらかに見える富士山も、近くで見ればデコボコで険しい山であることがよく分かる。軽装(とはいえ、風を通さない上着と軍手をスタンバイ)で、ここよりさらに上に行くことは最初から考えていなかったことから、富士登山ごっこはここで終わり。すれ違う登山客と挨拶は欠かさずに。

逆光なんてお構いなく。山は上りより下りのほうが怖いことは車道にも当てはまり、路肩はガッチリと凍結していた。タイヤのグリップを失ったら終わりなので、ゆっくり下る観光バスをペースメーカーにして、のんびり下山。冷たい空気に慣れたおかげで、下界はとても暑かった。平日特有の通勤ラッシュ渋滞を考慮して、13時には帰宅開始。総走行距離は370km、総合燃費は17km/L。