決して治安のよくない街柄、盗難されたと思わしきロードバイクが歩道に不自然に放置され、日を追うごとに部品が持ち去られ、最終的にフレームだけになっているなんてことは珍しい光景ではない。
今日も新たな放置自転車を見かけることになったが、その車体はよく知っているものだった。

ドコモの赤チャリこと、シェアサイクルの車体。前輪が抜き取られている。
スポーツサイクルのようにクイックリリース式のハブではなく、ナットで固定する方式。よって、前輪を抜き取ろうにもモンキーレンチをはじめとする工具が無いと作業はできないため、用意周到なところが見え隠れ。

脱落防止用のワッシャーやナットは見当たらず、前輪と一緒に持っていったようだ。各種ケーブルに至っては、引きちぎることなく端子から切り離している。自転車の分解作業に慣れているような印象を抱く。
放置地点から50m程度先にサイクルポートがある。そこに持っていけば、定期巡回しているトラックで回収されると思われるが、変に触ったことで面倒事に巻き込まれるのは嫌なものがあるので、写真撮影してこうしてネタにするだけに留めることになる。
赤チャリにはGPSによる位置の測定と通信機能があり、どういう状況か把握することができたと思う。ただ、地点把握の精度は高くないようで、サイクルポートが近づいた時点で返却可能状態に切り替わる。よってこの放置自転車も、サイクルポート内に置かれていると判定されていても不思議ではない。
うまい具合に定期巡回のトラックに遭遇することができれば、話は違ってくるが。