久しぶりの海外通信かも?

各Webサイトの日々の巡回先は50以上あったりするが、その中にはJAXAのはやぶさ2公式Webサイトも含まれている。

特に変わったことはなさそうなので、続いてNASAのDNS Now…Deep Space Network Nowへアクセスすると、スペインのマドリード深宇宙通信施設のNo.65とNo.55にHYB2の文字が表示されており、通信されている様子が描かれていた。日本時間8月11日19時30分の出来事。

DNS Nowに表示されたHYB2

HYB2とは、もちろんはやぶさ2。2025年3月に姿勢制御用のリアクションホイールにトラブルがあり、5月に復旧したことは報道されていた。こうして海外の深宇宙通信施設を借りてまで通信しているとなると、再びトラブルがあったのか?と、どうしても心配になる。

現在のところ、新しい情報はない。引き続き、JAXAのHaya2Nowのほうもチェックしてみる。

マドリード深宇宙通信施設で通信中

こちらでもマドリード深宇宙通信施設を使って通信している様子が表示される。使用局はNo.65とNo.55で、DNSと一致している。Xバンドによる通信で、テレメトリやコマンドの送受信とのこと。

イオンエンジンBを動作中

機体の状況としては、5月の復旧からしばらくしてイオンエンジンBの噴射が再開しており、次の目的地である小惑星(98943)トリフネを目指して加速が続く。(98943)トリフネへのフライバイは2026年7月で残り11ヶ月だ。

報道以外にも、経年による故障は増えてきており、長く飛べば飛ぶだけ燃料は減ってくる。最終目的地は小惑星1998 KY26で、到着予定は2031年7月となり、向こう6年に渡って繊細な運用を続けなければならない。もちろんコストも長期的に掛かることになり、応じて情報や結果を迅速に発表しなければならない。

何もない沈黙状態より、通信している状況や現在位置が把握できているとなれば、少なくとも機体は地上からの制御下にあるという証拠にはなる。機体の位置と地球の公転による都合で、NASAのアンテナを借りていたというオチならいいが。