オートエアコンの可能性

天皇誕生日で12月23日は休日という感覚が、未だに抜けない。世間は平日なので、銀行巡りや買い物には好都合。

いつものように競売サイトを巡回していたところ、後期用オーディオパネルの競りが行われ、いい額で落札されているログを見ることになった。

競売終了表示

▲画像は、EK3、EK4、EK9 シビックタイプR SIR 後期 純正 2DIN センターパネル エアコンパネル オーディオパネル 内装 ルーバー破損無しより引用。

コレだ。カーボン柄の印刷がなく、シンプルな黒いパネルは悪いものではない。そのまま説明欄を読むと、販売当時の部品番号や価格が掲載されているあたり、新品の供給が止まって入手困難であることをアピールするような内容となる。

これが転売品となれば、部品番号がわざとらしく消去され、詳細な情報は絶対に記載しない。これまで当Webサイトから写真を無断転載して、さらに転売する輩を取り上げてきたが、一方で転売品を落札する人間も何かあるのだろうという認識に変わりつつある。

で、説明欄にはこのような記事があり。

2DIN化の需要

特に赤枠で囲った部分。前期型から後期型へのコンバートとなれば、うちで掲載している2DIN化のレポートのことだろうか。このパネルを入手しただけでは成り立たないが。

EKシビックの後期型にはマニュアルエアコンとオートエアコンがあって、EK9後期型ではマニュアルエアコン。一部のグレードにはオートエアコンが設定されており、この出品されているエアコンコントロールパネルはオートエアコン用。見分け方は非常に簡単で、風量調整ダイヤルと吹き出し口変更ダイヤルにそれぞれ『AUTO』が設定されている。

オートエアコン用コントローラ

このとおり。マニュアルエアコンとオートエアコンでは背面部分のハーネスも変わってくるため、当Webサイトのレポートで2DIN化を進めようとしても、ハーネス部分で躓くことになる。しかし、オートエアコン用のハーネスも運よく入手できたとして、EK9前期型をオートエアコン仕様の2DIN化は可能なのだろうか。サービスマニュアルとパーツカタログを読んでみると。

オートエアコンでは車内温度センサー、外気温センサー、日射センサーが追加され、これらセンサーを別途入手、それぞれ装着しなければならない。ちなみに各センサーだけでなく関係するショートパーツも多く、さらにはヒーターボックスにはアスピレータも追加しなければならず、この時点で絶望的になってくる。

その一方で、マニュアルエアコンにはコントロールユニット内のバックアップ電源が接続されているが、オートエアコンには配線がなかったりと、調べれば調べるほど細かい部分の差が見えてくる。

よってEK9前期型を後期型の2DIN仕様に変更し、オートエアコン仕様とするとなれば、非常に手間が掛かることが判明。後期型のマニュアルエアコン仕様で全てが間に合う。

部品さえ揃えば、不可能ではないので念のため。この時代のオートエアコンとマニュアルエアコンで、車内空間の快適性にどれだけの差が出るかは分からないが、「このEK9、オートエアコンなんすよ」なんて、ネタとしては非常に面白い。本当に分かる人だけが分かる、玄人仕様になる。