若くても老…

鉄道模型を趣味にしている人曰く、「んでその人ってば、車体にジャンパ線を装着するときに、見えにくくなったらしいっすよ」とのことで、え?マジで?と反応。

鉄道模型…ここではNゲージを意味し、車体長は12cm程度。

その人…模型部員所属の人。

車体にジャンパ線を装着…太さ1mm程度の細かいパーツを車両に装着する作業。

この会話の本質は、どうやら老眼が始まっているらしいという報告。若くして老眼かい!とツッコミを入れたくなるところだが、実際のところは若い人も全く無関係のハナシではないようだ。

スマホの普及に伴い、画面を長時間に渡って見続けることで、目のピント調整機能が鈍くなるとか。一時的な症状とされ、本格的な老眼まで至るとは限らないようだが、目の疲れやすさや見え辛さという悪影響はあるという。

確かにスマホのヘビーユーザーで、片時もスマホを手放せない。四六時中、スマホからSNSをチェックし続け、業務中は暗い現場かつハンドライト頼りの作業。帰ってからは鉄道模型をいじっており、寝ているとき以外は常に対象物を凝視するような生活になっている。そんな調子の生活サイクルで、ふとした拍子に細かい部品が見えにくくなっていても、それは仕方ない…とはいえ、ショックは小さくないようだ。

目の中の筋肉が伸縮することで、支えられている水晶体の厚みが変化し、対象物を見るときのピント合わせを行っている。この筋肉の伸縮機能が衰えてくることが、老眼の一因となる。

なるほど筋肉か、それなら筋トレじゃん?と思うところがアレだが、山間部や地方へ行って遠くを見渡しながら一日を過ごすと、帰ってきてから近くのものの見え方がスッキリしていることが多々あるわけで、遠くを見て近くを見て…というサイクルは、決して悪いものではなさそうだ。実際、腹回りの筋肉は鍛えれば鍛えるほど効果が出てくるのだから、目の中の筋肉もいけるのではないか。

基板修理や時計修理では、鉄道模型以上に細かい部分を見ることになる。間近で見てもピントが合わせられるので、老眼的症状は出ていないようだ。そもそもスマホを長時間見続けるというのが苦手で、この性質に助けられている部分はありそうだ。