どう教えろと?

「ハンダ付けをちょっと見てやってほしいんす」とのことで、まずは「なぜ俺?」と返事をすることになる。教えられるほどの技量があるわけではないので、非常に困ったことになる。

ハンダ付けそのものは、義務教育期間前から扱ってきた。つまり幼稚園の時代で覚えていて、扱いを間違えれば火傷に至る道具を自由にさせていた両親も凄まじい。大小さまざまなな火傷を負ったことは数知れず、基板や部品を壊してしまうことは散々繰り返してきて、今なお発展途上だと思っている。端子間のピッチが0.5mm程度でもハンダ付けできるが、どこが自分なりの限界点だろう。

そんな自己流で成り立ってきた傾向があるため、あちこちのWebサイトで公開されている、ハンダ付けの解説を読んでおく。

次に、教えてほしいと言ってきたメンツのハンダ付け作業を眺めてみる。全くできないわけではない。なるほど加熱不足があり、熱源=コテ先への恐怖心のようなものが見受けられる。こうなると、口頭説明しながら実演するしかなさそうだ。

加熱不足に関しては、ハンダ付けする前にコテ先をしっかりと接しておくとか、ハンダを流し込んですぐにコテ先を離してはならないとか。熱源が怖いことに関しても、実演して意外と近くまで寄っても大丈夫であることを見せてやる。そうしたら、すぐに同じことを行わせてみると、あっという間に向上していく。山本五十六の『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ』そのもの。

事務作業や技術指導よりも、間違いなく道具を扱っていたほうが性に合っている。作製系や修理系の会社はあったりするのだろうか。