長年に渡り、「石拾い」と称して秋葉原のジャンク屋で用途を失ったCPUを購入しており、また使用済みPCからCPUを取り出すこともあって、一種のコレクションな趣味となっている。CPUをかき集める傍らで、ぜひとも欲しかったのがシリコンウェハー。製品化される前の中身で、虹色に輝くシリコンの円盤がとても美しく、露光により規則正しく形成された微細なパターンは、見応えがある。何かの機会に入手できればいいや…と思っていた矢先に…。

直径8インチ、200mmもの大きな露光済みシリコンウェハーをゲット。写真だと汚い写りだが、実際に見るとCDやDVDとは全く異なった虹色の発色を見せており、このまま額縁に入れて鑑賞するのもいい感じだろう。
参考として、キレイに撮影されたシリコンウェハー。満面の笑みのおやっさん二人が持っている。

形成された一つ一つのパターンがダイヤモンドブレード(カッター)で小さなチップに分けられ、配線を行い、樹脂やセラミックに封じられて、製品(例として写真右下のCPU)となる。

その形成された、微細なパターンを限界まで近寄ってみると、さらに小さなパターンが見えてくる。写真中央、正方形の四角い区画のサイズは、実測5mm四方となる。この整った区画整理されたようなデザインは、CPUでいうところのキャッシュメモリーだろうか。
このシリコンウェハーは、CPUかメモリーかは不明とのこと。現段階ではどちらでもよく、ナノメートルレベルの技術を焼き込んだ結晶、人類の精密限界への挑戦の歴史を入手できたことが嬉しい。