ドラッグストアストリートか

近所の商店街は、気が付けばドラッグストアだらけになっている。それまであった店が潰れて看板や設備が撤去され、しばらくシャッターが閉じたまま。それから開店工事が始まり、どういう店が入るのかと告知看板を見ると、ドラッグストアだそうで。いや、ドラッグストアって既にあるじゃん…と思いつつも、新規出店するだけの需要があるのかもしれない。

考えてみれば、地方をドライブしているとき、急な腰痛や原因不明の倦怠感に見舞われ、道沿いにあるドラッグストアに助けられたことは数知れず。一見して県外者かつ旅行者とすぐに分かるらしく、事情を話すと副作用が少ない薬を提示されることも多い。

ドラッグストアという括りなのに、実際は食品や飲料水、プライベート商品を含めれば生活用品も数多く揃う。医薬品だけなら、訪れる客は限られてしまうが、他のジャンル…先述した食品や飲料水、生活用品を幅広く扱うことで、来店頻度を高めようとする意図があるのだろう。そうなるとコンビニ、食品スーパーとの激しい競争状態にあると思われる。

限られた地域に店舗数があり過ぎると、その先にあるのは消耗戦だろうか。例えば吉野家、松屋、すき家では牛丼の値下げ競争を繰り返して、最初にどの企業が落ちるか…という事態をリアルタイムで見ることになった。値下げでも利益を確保しようと、あからさまに肉の量と質を落とし、従業員を減らし、どこかに極度の負担が掛かる状態に陥っていた。

牛丼と違って薬という、国の社会保障も関わるものを扱う以上は、過度な消耗戦には陥らないかもしれない。が、一気に増えてあっという間に消えていったものといえば、牛丼、弁当、コンビニ。ここにドラッグストアが含まれても不思議ではない気がする。