八十八夜の苦手克服教室

仕事中に「2日、肉いくでしょ?」といきなり声を掛けられたものだから、よく分からず「お、おう…」と返答を出す。あとから話を聞いてみると、ラム肉を食いに行こうという誘いだったそうで。ラム肉…。

いまは昔、さっぽろ羊ヶ丘展望台に日向のといふものありけり。レストハウスの席にまじりてジンギスカンを食いつゝ、あまりの味に箸が止まりけり。

こんな過去があった。マトンだった可能性もあり記憶は定かではないが、とにかくニオイにドン引きして硬い肉の味に一瞬で萎えてしまい、以来一切口にしていない。その店に行ったことのあるY氏に状況を聞いてみると「ニオイは無かった」とのことで、それならば行ってみるかと。

あまり気が乗らないまま実際に口に入れてみると、今までの嫌なイメージは何だったのかと思うほど、普通に食べられることができた。ただ、今回は確実に「ラム肉」であったために助かっただけで、「マトン」では現在も無理だろう。それにしても、あのレストハウスで出された羊肉は、どういう鮮度や保管方法だったのか。

抑え気味にしつつも、満足するほどに食べて克服教室は無事に終了。食べられなかったものが、一つでも食べられるようになると、これほどうれしいものはない。