ここでは実在するナス科の植物、マンドレイクのことではなく、伝承や架空の世界における『マンドラゴラ』を取り扱う。根の部分が人間のような形状で、地面から抜くとこの世のものとは思えない叫び声を上げ、この声を聞いた者は即死するとされるアレだ。
抜くだけで絶命するので、収穫するには耳栓を装着して叫び声を聞かないようにする。その他、なついている犬(できれば黒毛)とマンドラゴラをロープで結び、犬を呼びつければ自分のところへ駆けつけてくる習性を利用し、その勢いで収穫する方法があるとか。叫び声を聞いてしまった犬は死んでしまうが、人間は無事に収穫できる…とは、なかなか強烈な手法。
当然、伝承や架空の世界のネタなので、妄想するにしても好都合な流れにしやすい。叫び声だけでなく、自ら地面から這い出して徘徊することもあるから、こちら側も魔法が扱えるかもしれないし、例えばドラクエVの主人公のように、モンスターを使役できる能力があるかもしれない。
では、テイマーな能力を活用し、ゾンビ系やスケルトン系といったアンデッドタイプをコントロールして、マンドラゴラを抜かせるとどうなるのか。アンデットモンスターは、その特性から呪い攻撃や闇属性が無効、もしくは強化されてしまうことがある。マンドラゴラの叫び声攻撃が一種の呪いや闇属性に近いものとすれば、より元気よくなって次々に引っこ抜いて大収穫…なんてことが起きたりして。
収穫したマンドレイクは呪術や錬金術、各種薬品の貴重な材料として使われるとされる。が、厄介な手法が必要とされる割に、高価な貴重品としては扱われず、現実世界における旬の野菜のような価格で販売されているように思えるのは私だけか。どれだけ大量収穫されているの?と不思議になる価格。スチームパンク寄りな土地柄なら、蒸気や魔法機関で動く無人農業機械で収穫されている可能性も。
伝承や架空の世界は、想像や妄想で深く楽しめる。こういった世界をノリノリで楽しめるとき、現実世界に少々疲れが来ているタイミングだったりする。