サポート依頼で預かっているG-SHOCK GW-M5610/3159の補修用部品がいろいろ届いたので、さっそく作業開始。
分解前に水洗いして垢やホコリ、石鹸カスを除去して乾燥待ち。完全に乾いたことを確認して、ケースからムーブメントを取り出していく。

二年前の修理より、明らかに薄くなっている液晶の表示。結論としては液晶パネルの劣化で、表示が薄くなってしまっている。数多くのG-SHOCKが流通している世の中なので、探せば探すだけ部品は見つかる。現在は液晶パネルの交換を経て正常に復帰している。
交換するには一旦ムーブメントを分解することになるので、さらに細かくパーツを見ていく。大量生産に適した構造になっていて、あらゆる部品がサンドイッチのように積み重なって組まれている。

回路ブロック。左側にトリマコンデンサと振動スイッチが見える。上部側を大きく占めるコイルは標準電波受信用のアンテナ。

回路ブロックとパネル枠を分離する。左がパネル枠、右が回路ブロックになる。クォーツ時計/電波時計、ストップウォッチ、世界時計、アラームといった時計機能だけでなく、太陽電池による充電制御回路、ELライトのインバータ回路も含まれている。

さらに分離して、液晶パネルとELパネルまでやってきた。右のELパネルは写真上では白っぽく撮影されているが、肉眼でみるとエメラルドグリーンに近い色をしている。左が問題の液晶パネルで、トラブルを抱えてしまうと修理は難しく、基本的には交換対応となる。
液晶パネルだけでなく、内蔵バッテリーの交換とリセット作業、電波時計としての標準電波受信機能、太陽電池の充電機能を次々にチェックしていく。返却までしばらくお待ちくださいな。