5月23日にタイヤ交換を行い、ブリヂストン(BS)Playz PXIIへスイッチ。一ヶ月少々経過したところで、ようやくドライ路面でじっくり走れるタイミングが訪れた。
ハンドルのふらつきを抑えることで、ドライバーの負担を減らして疲れにくくするという特長を宣伝するだけあって、高速道路や流れのいい一般道では、細かいハンドル操作が明らかに減っている。タイヤそのものが、向けられた方向にしっかり進む特性でスイスイと進み続けるので、連続走行による疲労感は殆どなし。
乗り心地としては、エコタイヤ特有の硬い感触そのもの。路面のギャップや凹凸で車体やドライバーへ振動が伝わってくるが、ドタバタする不快なものではなく、タイヤが上手に衝撃を吸収することで先のハンドル操作が減っていることも相まって、疲労防止に繋げているような感じ。タイヤが硬ければ、よく転がる性質になる。高速道路や山道の下り坂では、ギアを積極的に落としてエンジンブレーキを使い、スピードを意識的に制御する必要がある。
もともとシビックRは硬い足回りとなっていて、そこにPlayz PXIIの硬さが組み合わさることになった。ステアリングレスポンスは悪くなく、意図しない回避行動ではクイックな動きとなって不安感は抱かなかった。

一方で、峠道は苦手という印象。ストレートからスピードが乗ったままカーブに向かい、ブレーキをガツンと踏みながらステアリングハンドルをグイッと回し、アクセルを一気に踏み込むような運転をすると、本当に簡単にアンダーステアを出すことができる。このあたりは、ヨコハマのADVAN FLEVA V701のほうが優れている。
下り坂をハイペースで走り、強いブレーキングを伴って急カーブに進入、同時にスパッとステアリングを切ったとする。すると荷重が抜けたリア側から外に流れる恐れがあり、FF車ならではの対処方法を知らないと、スピンモードに突入することになる。
カーブの手前から確実に減速し、入口前からスムーズにハンドルを切り始めて舵角を保ち、出口に向かってゆったりと戻す丁寧かつ常識的な運転なら何も起きないので、念のため。いやいや、公道は慎重に走るくらいがちょうどいい。
燃費性能については長期的データ不足ながら、エアコンを使いながら高速道路を走り、峠道、険道、渋滞の街中といったあらゆるシチュエーションを含めて、今回のテスト走行でリッター15という成績。
運転中のストレス、疲労感が低減できることから、長距離ドライブ趣味にはピッタリのタイヤ。普段の街乗りでも、フラフラしないハンドル操作は安全性にも繋がってくると思う。