悪臭と嘔吐

悪臭のパンチを目の前から食らうような、そんなお仕事。目が痛くなるし、鼻の奥にニオイが付着した感じが続き、そして頭痛。ニオイの正体はアンモニア、特定悪臭物質扱いされるだけのことはある。

その扱いは「不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質」とされているだけあって、凄まじい攻撃力を誇る。なぜ、この悪臭で吐き気を覚えるのか。そのメカニズムをさっそく調べてみた。

悪臭で吐き気は、人間の防衛本能の一種らしい。臭いものは身体にとっては毒の可能性があり、一刻も早く体外に排出しようとするため。鼻から入った臭いの元となる物質は、毒物として判定され嘔吐中枢を刺激。すると胃の逆流運動が始まり、筋肉や横隔膜が一斉に動き出しておえーっとなる。なるほど、これがニオイで吐きそうになるメカニズムか。神経内での伝達だから、一瞬で起きるわけだ。

悪臭で吐きそうになっている時点で、防衛本能が立派に動いている証拠。ニオイ一つでも毒か否かを判断しているとは、身体の防衛本能はかなりの性能を持っている…と感じた一件だった。