毎日のように新型コロナウイルス関連の報道が続き、さすがに食傷気味となっているのは私だけではあるまい。どこで感染者が出た、原因場所はなんだ、アベ政権がどうだ…という、それら報道が鬱陶しくなってきているところなので、そもそものコロナウイルスという『敵』を調べてみる。
感染症の基礎勉強は放置してきた身ゆえ、この混沌の中で生き残るには、敵を知るちょうどいい機会だ。
人間に感染するコロナウイルスは、僅か6種類。この連中のなかで、4種類が『風邪』の原因となっているウイルスとなり、熱が出て、鼻水ダラダラ、喉が痛くて咳もーといった、毎度おなじみの症状を引き起こす。
残る2種類。2003年に中国で発生したSARSで、記憶している人も多いと思う。続いて、MERSと呼ばれるコロナウイルスがいて、こちらは2012年にサウジアラビアで発生。日本では、2015年韓国MERSとして有名か。
そして、2019年11月に中国で発生し、そこから世界…というより欧米で急速に現在進行形で拡大し続けているのが、この『新型』コロナウイルス(2019-nCoV)となる。これまで6種類だったのが、一種類追加されて7種類目になるから『新型』であって、ある種単純な呼称方法だったりする。
既存の6種類に、今回の新型コロナウイルスを追加して、計7種類。これらは揃ってRNAウイルスという種類で、ウイルス構造体の特徴から界面活性剤に弱い。界面活性剤…つまり、石鹸や各種洗剤といった、汚れや油落としに欠かせない材料が、弱点そのもの。
ウイルスを形作る外側を覆っている大部分が脂質、いわゆる油だ。油汚れに洗剤を撒いて水で洗えばスッキリ落ちるのと同様、ウイルスに界面活性剤を接触させると、脂質が水と馴染んで洗い落ちていく。
また、アルコール消毒薬では、ウイルスの外枠を直接破壊するので、これまた存在できなくなる。手にアルコール消毒薬を吹き付けると、皮脂が落ちてカサカサになるが、あの変化がウイルス本体でも起きている。
よって、アルコール消毒薬が入手できなくても、頻繁に手を洗っていれば、代用が期待できる。短時間長時間問わず、外から帰ってきたら石鹸で手首から指先まで入念に洗い、清潔なタオルやペーパータオルで拭く。不特定多数の人間と接しやすい仕事や学校から帰ってきたら、そのまま風呂場に直行して、頭のてっぺんから足の先まで、しっかり洗うのも悪くはない。
2003年SARSでは、石鹸(洗剤)で洗うことに消毒効果がある…という報道があったようで、現在でもそのログが残されている。
同様に、国立感染症研究所においても、2003年SARSの消毒例レポートが掲載されている。こちらも2003年と非常に古いものだが、ウイルスに対処するための参考には役に立つ。
某大魔王ではないが、ウイルスからは逃げられない。目に見えないウイルスに対して、体内への侵入機会をできる限り減らす。先に記載した手の頻繁な洗浄は、無意識に目をこすったりすることがあり、指先のウイルスが目を通じて体内に侵入させることを防ぐ意味がある。
マスク。自身からの拡散を防ぐのと同時に、相変わらずマスクをしないでゲホゲホ…ハックション!と大声で咳やくしゃみをする中年が多いが、そういった無神経な馬鹿者からの300km/h近くでやってくる飛沫を吸いにくくするための、最終防衛線。
仕事柄、汚染された区画が関わっているので、頻繁に手を洗うことも仕事の一つ。普段の清潔対策を継続することが、何よりの感染防止に繋がっていた。