工具整理

玄関先の工具箱に放り込んである、スパナやレンチ類。よく見ると、摩耗や角が取れたものや変形して歪んだものばかりで、使うには危ない。車や自転車の整備で使う工具は、別途保管しているものを使っており、これら損傷した工具は全く使っていなかったことから、一斉に廃棄となった。

これは捨てる、これは捨てない…と分別していくと、捨てる工具は、もともとはホームセンターで売られているような格安ツールセットに含まれていたものが多かった。捨てる工具の中には、まともメーカーの工具も含まれている。これら工具を比較してみると、摩耗具合に差が出ていることが見えてくる。格安品のほうがボロボロで、例えば口が開いてしまったスパナは、一つ上のサイズのボルトも噛み合ってしまうくらい。同じクロムバナジウム鋼の工具でも、実際はかなりの差がある。

廃棄品が持ち出されてしまうことは一度や二度ではなく、それを防ぐためにバラバラに解体してから処分していることは何度か書いたが、さすがに工具では難しいものがある。人によっては、金属ごみ置き場で大量に工具を見つけてラッキー!持って行っちゃえ!となるのかもしれないが、摩耗した工具は、整備に使ったボルトやナットへのダメージだけでなく、使った当人までケガの原因になることがあり、これが非常に怖い。

実際、摩耗したスパナでボルトを緩めようとした→ボルトは緩まず、しかもボルトからスパナが外れてしまい→力を掛けていた反動で工具が口に向かって飛んできて→前歯を折る…という痛々しい事故(労災)は年に一回は聞くので、工具は消耗品と割り切って、常に入れ替えるくらいがちょうどいい。加齢的なものがあって、一度ケガすると、そう簡単には回復しなくなってきている。

今回の整理整頓で廃棄した工具の中で最も大きいのが、ブレーカーバー。先日のタイミングベルト交換で、一回の使用でダメになったもの。逆に最も小さいのが、5.5mmの片口スパナ。なぜか10mmのスパナが何本も出てきたが、大量にあっても使わないので、こちらも併せて捨てる。

よっこらせーと持ち上げるような工具箱が、すっかり軽くなった。使えない、使わない工具をどれだけ溜め込んでいたのだろう。職場内では、使わない工具や廃棄部品をとりあえず溜め込む性質のある人に「ハムスターかよ!」と言っているが、これでは人のことは言えないかもしれない。