ホームドア

朝晩の気温が高くなり、少し歩いただけでも汗が滲む暑さになってきたので、秋口まではまともな通勤ルートを採ることになった。長い時間に渡って、電車に揺られて移動するのは半年ぶりくらい。長いようで短い、いや短いようで長い半年。これだけの時間があると、電車から見える風景も少し変わっていることに気づく。

駅ホームのリニューアル工事等で、飲料の自動販売機が撤去され、資材置き場になっていたりすることはザラ。朝から甘ったるい香りを放っていた立ち食い蕎麦屋は姿を消し、やけに汚らしかったトイレは解体されていた。そしてホーム本体に視線を落とせば、ホームドア設置準備工事が行われていることが分かる。あちこちに電気ケーブル敷設用の丸いフタが設置され、ホームドアの固定部分目標マーキングも見つかる。

ホームから利用者が転落してしまい、触車して死亡事故になる度に、ホームドアが設置されていれば防げたという話が出てくる。そんな背景から、国は乗降客の多い駅にはホームドアの設置を促進し、また補助金の交付を行う場合があり、少しずつホームドアの設置が進んでいる様子だ。となると、ホームから電車の編成全体が見えなくなる日が、そう遠くないタイミングで訪れることになる。

運転室を覗き込むお子さん

運転室、見えた?

お子さんにとっては、電車はスターみたいなものか。運転室の中や乗務員の行動をけっこう細かく見ていたりする。停車している電車に近づいて、興味のあるところを覗き込むようなかわいらしい光景は、ホームドアの設置で見かけなくなるのかもしれない。