標準作業点数表

EK9シビックRの維持対策の一つとして、標準作業点数表を入手。これは日本自動車整備振興会が発行している『自動車整備標準作業点数表』で、その作業にかかる平均的な時間が車種別で記載されている。例えば、あるファンモーターの交換で0.8時間、数あるセンサーの交換では0.2から1.6時間と幅がある。

この標準作業点数表によって、整備士の作業速度をカバーすることができる。作業が速い整備士なら安く、ウデの悪い整備士に当たると高くなることは避けたい。そこで、標準作業点数表がベースとなり、工賃の請求金額を計算することになる。2時間近く掛かってしまったとしても、標準作業点数表が0.5時間だったならば、その0.5時間で計算する。

そしてレバレートという一時間あたりの設定工賃から、最終的な作業工賃が決まる。安ければ4,000円前後、高ければ10,000円強となり、これは整備工場やディーラーによって変わってくる。あるファンモーターの交換で0.8時間、レバレートが7,000円だったとしたら、0.8X7000で、5,600円という工賃となり、ファンモーター代+工賃5,600円が、実際に請求される金額になる。

保存しているディーラーからの作業明細と、標準作業点数表を照らし合わせてみると、特別高いわけではなく、普通の工賃だな…というのが第一印象だった。「ディーラーの工賃は高い。ショップや整備工場の工賃なら安い」と思っていたりしたが、それは勝手な思い込みだった。

部品代+工賃=請求金額

工賃の仕組みや作業内容から、10,000円を超える工賃になっても、そりゃそうだろうな…と、むしろ納得することができる。

標準作業点数表によって、今後のリフレッシュ作業における、ある程度の工賃が予測できるようになった点が大きい。特に自分の力ではどうにもできない、ヘビーな整備になるとプロに依頼するしかなく、予算が立てやすくなる。思ったよりも安い工賃になり「あの作業をこの工賃でいいんですか?」と、もっと工賃を出そうか?と逆に聞いたこともある。

日ごろのDIY整備を標準作業点数表に照らし合わせてみると、恐ろしい工賃に達するところが、なかなか興味深い。