来年分の自動車保険の更新案内が来て、真っ先に見るのは月々の保険料。…上がってるじゃん!?
等級は上がっているのに、なぜ保険料まで上がっているのか。一つひとつ項目を調べていくと『家族限定特約』の取り扱いが終了したためと判明。次の更新タイミングから、身内外がハンドルを握っても、一応は運転者の条件範囲に含まれるようになった。
割引制度はずいぶん変わってきた。初めての車となるEK4シビックSiRIIの時代では、ABS、SRSエアバックの有無で保険料が大きく変わり、安全装備があれば割引設定となっていた。EK4シビックSiRIIはABS、SRSエアバッグが無かったため、高額な保険料のまま。
それからABS、SRSエアバッグが当たり前の装備になり、これらの装備特約が廃止された。今度は家族限定特約が廃止され、金額にして数百円だが、保険料が値上げされることになった。
車離れや少子高齢化で、損保業界における自動車保険市場は縮小傾向が見え始めているそうだ。こうなると、あの手この手で収入源を確保しておかないと、契約者から受け取った保険料より、事故で支払われた保険金やその損害調査でのコストが上回ってしまい、いわゆる赤字になってしまう。保険は慈善事業ではないので、黒字として経営を続けていかないと、会社としては死んでしまう。
そうなると、契約車両における契約者とその家族という縛りを設定するより、あえて幅広い運転者の条件だけにしてしまえば、保険料を高くすることができる。しかも、契約者と家族以外の人間が運転をして、実際に事故を起こす可能性はどれくらいなのか、損保会社はある程度は分かっているだろう。なるべく手を汚さず、収益源を確保しておく手段なのかもしれない。
安全装備の割引が無くなり、事故で保険を使うと、翌年から3年間は保険料が増額され、今度は家族限定特約の廃止。自動車業界の縮小が続く限り、応じて自動車保険市場も厳しくなっていくのだろう。これも時代の流れか。