西日本ドライブ最終日は、5時に起きることからスタートだ。大阪到着は6時なので、朝食や船室の後片付けを考えると、5時に起きる必要がある。前日から早めに夕食を終えるよう促され、浴室閉鎖は22時。日付が変わって4時半あたりから、レストランや売店の営業が始まる背景は、まるで寝台急行『銀河』のような、バタバタした印象を抱いた。乗船時間が短いと、どうしても慌しくなってしまうのかもしれない。
大阪の泉大津に到着して、すぐ近くにある泉大津ICから有料道路に入り、東方面へ進路を取る。通勤の混雑が始まる寸前で市街地を脱することができた。

西名阪道に入って、法隆寺IC付近。通過ながらも、車で訪れることはないと思っていた地名を見かけて、感慨深いものがある。とにかく東へ進み、一時間程度で天理PAに到着。ここで休憩を取っておかないと、落ち着いて休憩を取れる地点は東名阪道の亀山PAになってしまうためだ。
この先の名阪国道は無料区間となっている。高速道路ではないので最高速度は70km/h(一部60km/h)に設定されていながら、実態は100km/h近い速度で走っている。2005年には、全国の自動車専用道路10kmあたりの事故発生件数で、ワースト1位という記録も出てしまうなど、なかなかスリリングな道となっている。道中にあるサービスエリア等には寄らず、一気に走り切ってしまうほうが得策と判断した。

それでは、名阪国道に突入する。最高速度が60km/hである標識が写っているが、この先至るところに、最高速度の標識を多数見かけることになった。危なっかしい道を周囲と同じペースで飛ばす勇気はないので、山間の道で速度が上げられない大型トラックについていく、コバンザメ作戦に出る。

名阪国道名物、悪名高きΩカーブを通過中。複合的なカーブで構成され、飛ばしたくなるスジの人には面白い構造なのかもしれない。

Ωカーブを抜けても、細かいアップダウンがひたすら続く。最高速度の都合で無理にペースアップする必要は無く、相変わらず大型トラックをペースメーカーにして慎重に走り続けて、東名阪道の亀山PAに到着。ここまでくれば、走ったことのある道になるので、いくらかゆとりが出てくる。
このあたりに到着すると、名古屋圏、関東圏の渋滞情報が気になってくる。この先の走行ルートでは、工事による車線規制情報が入り、どうも渋滞まで発生しているらしい。高速道路の車線規制によるペースダウンはあれど、渋滞とは何か原因があるはず。

伊勢湾岸道にて、愛知県突入。少しずつであるが、帰ってきているという感覚が湧いてきている。

伊勢湾岸道の工事による車線規制…だけではなく、渋滞まで発生していた。渋滞の直接原因は、車線規制による交通集中ではなく、路上に設置された防塵用テントに意識が向き、ブレーキペダルまで踏んで見ようとする、一種の見物渋滞だった。新東名に入っても工事の車線規制が相次ぎ、重機の見物渋滞で流れが滞ることがしばしあった。

豊田JCTまでくれば、後は慣れたもの。先に書いたように、車線規制による渋滞を何度か食らい、合計40分近い時間を浪費することになった。何度も走り抜けている新東名は淡々と通過し、人の流れが一時的に落ち着く昼過ぎには、横浜町田ICから出ることができた。渋滞がなければ、もっと早く帰着することができたが。

普段は近寄らない大黒PAで、最後の休憩。ここまで帰ってきても、まだ距離は残っているので、気を抜かずにハンドルを握り続け、無事に帰巣…する前に、明日からは早くも街乗り車、買出しカーに戻ることから、真っ先に給油へ向かう。燃料計の針が、トリップメーターの数値から信用ならない角度にあり、その一方で微かな期待を込めて「いつもどおり、ハイオク満タン現金でー」と注文。そして驚くべき燃費が出た。これは改めてレポートに仕上げたい。

今回のGPSログ。宇高航路と阪九フェリー内においてもGPSロガーを動作させていたので、航路のデータも全て取得することができた。総走行距離は1,856km、総合燃費は18.1km/Lという成績で、渋滞や各地の市街地で信号に引っ掛かるシーンが多かったにも関わらず、北海道を走るより低燃費を達成できた。
高速道路をかなり多用していたが、溜まりに溜まったETCマイレージのポイントでペイしており、今回のドライブに限っては高速代は掛かっていない。お土産代や食費、各種雑費についても、Suicaのチャージから支払いを繰り返しており、現金支出といえば二つのフェリー代をはじめとして、本当に限られた店舗での支払いのみ。持って行った現金は、殆ど持ち帰ってくることになり、北海道へ遊びに行くよりも安上がりで済んだようだ。
計画開始から半年、2018年度の超長距離ドライブは無事に終了となった。山口県のY氏を筆頭に、夜分にありがとうございました。
大変おつかれさまでした。>S15オーナー