資料保存とか

2007年に、中古車として売られていたEK9シビックRを購入した際、幸いにも記録簿有という扱いだった。購入した当時は記録簿の有無がけっこうなウエイトを占めていたような気がするが、今どきの中古車購入に関しては、どういう扱いなのだろう。ないよりはあったほうがいいに決まっているが。

このシビックRに関しては、記録簿だけでなく、新車で納車される際に渡されるであろうワンポイントアドバイスを印刷したパンフレットや、全国のホンダディーラー網の連絡先が記載された冊子まで付属していた。

EK9車載書類

今でこそホンダのディーラーはホンダカーズで統一されているが、このシビックRが購入された1998年当時は『プリモ店』『クリオ店』『ベルノ店』と3チャンネルに分かれていて、地元のディーラーもプリモ時代の店名が記載されている。統合や閉店で、現在では存在しない店舗があるはずだ。

よく分からないのが、右下にある『エンジンカード』なるパンチカード。エンジンナンバーとミッションナンバーの数字が該当する部分に穴が開けられ、製造管理システムに登録された名残かもしれない。

記録簿だけでなく、こういったパンフレットや冊子が、長らく現存していく中では貴重な資料となってくる。価値的な面ではなく、メーカーはユーザーに対し、何を伝えたかったのか、どういう考えがあったのか、当時の時代背景までイメージすることができる。こういった印刷物は新規での入手は不可能となっており、時間の経過やオーナーが替わっていく中古市場の特性で、特に失われやすいためだ。

旧車化していくなかで、販売当時のカタログや整備書を集めるだけでなく、これら見過ごされそうな小さな印刷物も保管し続けるのも、重要な維持活動の一つだと思う。何かのきっかけで、失われているパンフレットや冊子を入手しようと動き始めていたとしたら、非常に難易度が高く、困難を極めていたはず。それらが全て揃っていて、同梱明細(←部品番号まであり)まで残っている部分は、本当に運が良かった。