小惑星探査機はやぶさ2がリュウグウへ到着した。リュウグウ上空を飛び続けるはやぶさ2への動作指令や探査データの受信は、日本の臼田宇宙空間観測所(長野県)と内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)で行われ、地球の自転と地軸の傾きによっては、NASAの深宇宙通信情報網の支援を受けるようになっている。日本の日中時間帯であれば、臼田宇宙空間観測所でデータの送受信が行われていることが多く、さっそく見に行ってみることにした。

長野県の臼田市街地を経由するなら、高速道路よりもR299をのんびり走った方がいい。というわけで、R299を使うのは今月二回目。今週はじめの気温40℃のダメージが来ているらしく、適度に休憩しながら峠越えを繰り返していく。

R299の酷道区間は通行止め。『このあたりの県境の峠道で一番マトモ』で有名なぶどう峠は春先以外は走る気が無く、田口峠は先日走ったばかりなので、今回は正規の迂回ルートとして指定されている林道矢弓沢線を経由する。

あっという間に十石峠に到着。群馬r124交差点を起点と仮定して、R299の酷道区間より林道矢弓沢線のほうが、十石峠までの走行距離は短くなるようだが、その代わり標高が上がるペースが早くなる。気がつけば霧というか、雲の中を走っていて、気温は19℃。さすがに寒かった。

臼田市街地で給油と小休止を経て、いよいよ臼田宇宙空間観測所へ向かうr121へ入る。JAXAのコンシェルジュ&コミュニティサイト内で掲載されているそうだ、臼田行こう!を事前に読んでおき、推奨ルートをそのまま使うことにする。文面上では恐ろしげな道のように表現されているが、酷道屋目線では大したことのない普通の道だ。

木のトンネルを抜けたら、突然現れる巨大なパラボラアンテナ。思っていた以上に大きい。臼田宇宙空間観測所に、無事到着。見学可能時間は10時からなので、敷地外でしばしの待機。

見学可能時間になったので、手続きを経て入場。休憩を兼ねて、展示室の見学。はやぶさ2の1/10模型、パラボラアンテナのパネルが展示されている。64mパラボラアンテナは、宇宙産業に強い三菱電機製。

展示室の入口側には各ロケットのモデルがあり、日本のロケットだけでなくソユーズやスペースシャトルまであるのが興味深い。この展示室内で一番の収穫は、とある固体燃料ロケットの燃料サンプルが見れたことだった。使用先のロケット名と表記してある会社名からして、かなり古いサンプルであることが予想できる。展示室はあまり広くなく、30分もあれば一通り見ることができる。

64mパラボラアンテナをバックに、シビックRの撮影。魚眼レンズや超広角レンズがあれば、パラボラアンテナが途切れることなく写真に収めることができたはず。夏の長野、高原らしさ抜群の青い空と、すぐ近くに見える積雲がきれいだった。
予定では、ここからビーナスラインを経由して茅野市街地まで出て、諏訪湖を巡ってから帰宅する予定だった。しかし、圏央道で大事故が発生し、通行止めという嫌な情報が入った。接続する他の高速道路まで影響が出る可能性があったことから、ビーナスラインに行くことはせず、緊急帰還開始。まっすぐ帰宅することになった。

緊急帰還のおかげで、13時前に都心へ入り、渋滞に巻き込まれることなく帰ることができた。総走行距離は500km。帰宅してから圏央道の事故の概況を知り、玉突きでより小さくなってしまった軽自動車の惨状に唖然…。