先日の、長野県にある臼田宇宙空間観測所へは、R299を経由した。群馬県側から十石峠までの酷道区間が通行止めになることは珍しいことではなく、ここが走れないとなれば、わざわざ来る理由がなくなってしまう。その一方で、通行止めの際にいつも迂回ルートとして指定されている林道矢弓沢線は、今まで一度も走ったことが無かった。ならば、一度は走っておかなければならないわけで、GPSロガーのデータ採取も兼ねて、林道矢弓沢線を経由することにした。

Google Maps Platformの提供で、GPSロガーのアプリケーション(HOLUX ezTour for Logger)の地図表示に不具合が出ていたが、Ver3.1にアップデートすることで正常な表示に戻った。

以前にも掲載した、R299の迂回ルートスタート地点となるのがここ。楢原郵便局前の交差点前にはR299が通行止めであることや迂回ルートへ進むよう告知する看板がいくつか設置されている。

群馬県上野村の公式Webサイトでは防災工事による通行止めとなっているが、現地の告知看板では『崩落の為』という理由、期間が『当分の間』となっていて、微妙な違いがあった。通行止め解除は最短でも2019年のGW前と予測できるので、普通に考えれば確かに当面の間かもしれない。

R299から反れてr124に入って少しすると、迂回路の案内看板が再び出てくるが、林道への入口は目立ちにくい。初見だったためか、r124から見ても「え?どこ?」と探してしまい、森林を突っ切る林道ならではの性格か。

林道矢弓沢線の案内看板。今までは他者のWebサイトやブログでしか見れなかった看板だが、ようやく現物を見れてちょっぴり感動していた。楢原郵便局前の交差点を基点として、R299の酷道区間を経由して十石峠まで走ると15.5kmほどだが、林道矢弓沢線を経由すると12km程度に短縮される。

こういった、少し傷んだ小さい看板もまた、いい味を出している。

R299の迂回路として機能しているためか、荒れ果てた淋道という印象は全くなく、けっこうキレイで走りやすく、狭い道という印象は全く無かった。秋口のシーズンになれば路肩は枯葉で覆われるはずで、それを見に秋口にもう一度走ってみるとしようか。

森林の中を走り、順調に高度を上げていく。標高が100m上がるにつれて気温は0.6℃落ちるので、窓を全開にして気持ちのいい冷えた空気を車内に取り込みながら、走行を続ける。

ずいぶん近いところに雲がある。今回に限らず、下界は晴れていながら、峠道等の頂上付近で雲に覆われていると、昔からワクワクしてくる性質がある。それだけ高いところを走っているという実感が湧き(バカと煙は何とか)、標高差による気象条件が体感できるのが理由。応じて視界が悪くなるので、より慎重な運転を心掛けることになる。

R299と林道矢弓沢線の交差点に到着。距離そのものは約7.3kmなので、林道入口からここまでゆっくり走っても20分程度だった。まるで森林浴のような心地よさの中で走れるので、R299の酷道区間がダメでもこの林道目的で訪れるなら十分な理由になる。林道らしからぬ、恵まれた道路状況に林道矢弓沢線をR299に再指定し、R299の酷道区間を格下げ…と妄想するのは私だけではないはず。