緑地帯や雑木林とか

昨晩に雨が降ったのか、地表が妙に濡れていた。通勤時に降られないで助かったなんて思いながら歩いていると、ふと嗅ぎ覚えのある、妙に懐かしい香りを感じた。

公園の緑地帯

徒歩通勤中、緑に囲まれた公園内を歩いているときの出来事で、湿り気を帯びた土や枯葉特有の香りだった。

ガキのころは下町住まいで、土地開発がまだまだ進んでおらず、小高い土地には木々が生い茂っていて、年中、遊びまわっていた。春は一斉に咲く花を眺め、夏になれば昆虫採集に走り回り、秋口は駄菓子屋で買ったスリングショットの弾丸用にどんぐり集めで駆け巡る、そして冬は滑りやすい枯葉を活かして段ボールで滑走…。香り一つで、ノスタルジックで楽しかった記憶を一瞬で蘇らせるなんてね。いや、記憶が薄れてきたところに、香りで呼び覚ますということは、DRAM(メモリ)でいうところのリフレッシュ動作かもしれない。

今でも記憶の場所は覚えていて、年に一度のペースで散策している。子供の視線では広大に見えた場所も、大人の今では驚くほど狭い。やっと入れそうな建物と建物の隙間を走り、靴幅程度しかない塀によじ登って平気で歩いていたのだから、私にも子供特有の行動力というか、怖いもの知らずがあったみたい。