耐久レース

31日は夜勤だったので、日本では3年ぶりの皆既月食は職場で見ることになった。アポロ計画ファン、EK9シビックRで月を目指している者としては、月絡みの天体ショーは見逃せないもの。皆既月食については頻度が多いため、また次の機会にじっくり眺めればいい。太陽、地球、月の並び方からして、月面に立っていた場合、地球による日食が観測できていたはず。

通常の夜勤なら夜明けと共に退勤となるが、今日は事情が全く異なる。「昼から会社の行事に顔を出してくれ」ということで、その時間まで4時間近い空きが出る。一旦帰って、もう一度出てくることは不可能ではないが、体力的に難しい。仮眠しててもOKと言ってくれたが、基本的に夜勤明けでは寝れない体質なので、朝っぱらから寝てしまうとどうなるか全く分からず、仮眠案も却下。

残る案は、起きているしかない。ただ黙って自席に座っているのもアレなので「なら超勤代稼ぎに仕事するですよ」と言ってみたところ「無理なことしなければいい」と了承を得た。入社して初、24時間を超えて会社に身を置くことになった。そのまま始業点呼を受けて、周囲ではいつもどおりに始まる朝を見ることになるとは、なんだか不思議な感じ。

日勤帯の人も、本来は非番の人間が現場をウロウロしている光景が驚きそのもので「なんでいるんだ!亡霊か!?」「身体壊しますよ」「会社もホント…アレですねぇ」と言ってくれる。9時を回って、早くも体力切れの兆しを感じ、大人しく室内作業に徹することになる。仕事時間は12時までとなり、雨が降り始めた中、ようやく退勤。うむ、シャバの空気がうめぇ。

帰宅できたのは13時前。この時間に帰ってきて、ついでに雨が降っている以上は何もできず。時間の経過と共に、自分のやりたいことと手先の動きがリンクしなくなってきて、書類を見ても細かい内容が一切認識できなくなっていく。脳の活動がどんどん低下しているようで、メールのやり取りもなんだか怪しい。ちゃんと文字を打てていたか分かっていない。

深夜帯の休憩時間では、机の上に机に顔を伏せて休んでいたが、周囲の大きな話し声はガッチリ聞こえていた。明け方の休憩時間は椅子を並べて横になったところで寝れるわけが無く、室内に出入りする人の動きを感じ取っていたり、30秒毎に刻まれる親子時計の動作音をずっと聞き続けていた。結局、最後の仮眠から22時間も経過しており、明らかに身体を壊し続けている。

こんな労働パターンは一度きりだ。年齢関係なしに、寝ないことによる身体への悪影響が大きすぎることを痛感した。万全な状態ではない状態で仕事を行って、労災でも起こしたらどういう問題に発展するのやら。体調管理は自己責任というくらいなら、まずは職場から離れないとダメで、さすがに明日は休みを取った。