表題からして、北海道土産の定番商品を思い出すところだが、今回のネタはこちら。

夜勤の仮眠時間が終わって詰所に戻ってくると、林道過激派氏が「ちょっと食ってみてくださいよ」と渡されたのがこれだった。曰く、父親が中国に出張へ行き、そのお土産として貰ったものだが、とにかく味が凄まじいと。それにしても白色恋人とは、あまりにも直球過ぎるネーミングで、相変わらずのパクり精神は旺盛のようだ。

北海道土産の定番商品はラングドシャークッキーだが、こちら白色恋人はバラをイメージしたチョコレート菓子。得体の知れない食べ物を最初に見たとき、まずニオイを嗅ぐのは動物的行動みたいなものか。そのニオイ、チョコレート的な何かなのだが、妙にわざとらしいというか、食欲をそそる香りには程遠い。
して、試食。口に入れた瞬間、先のチョコレート的な何かのニオイから来る、一種の期待を見事に裏切ってくれる味の無さ。「うわっ」と声が出るほどで、質の悪いマーガリン…油脂を食っている感覚に近く、口のなかがベトベトする。甘味はあるにはあるが、油脂のほうが強くて、深みとコクがない。甘味に深みとコクがないというのも変なハナシかもしれないが、味がクドくて濃い、アメリカのチョコレート菓子とはまた違い、大味な出来栄え。手元にあった緑茶を一気に飲み干しても、まだ口の中にベトついた感覚が残っていた。
その場にいた、他の人にも食べてもらって同様の意見だったことから、罰ゲームに使えるという結論に至る。日本にやってくる中国人が、やたらと菓子を買い込んでいく理由は、現地の菓子があまりにも不味いから。自分らで消費したり、転売したりするのだろう。今回の白色恋人に限らず、何度か中国の菓子を口にしたことはあるが、現在に至るまで美味!と思えたものはない。
どうやら、日本の味覚は諸外国に比べて細かいらしい。その細かさが、食べ物においても繊細な味に仕上がり、海外の人にもウケがいいとか。白色恋人一つで、日本の食に対する拘りと追求する味の良さは、菓子にまで及んでいることを再認識させられた。