静岡県掛川市にあるタミヤ掛川サーキットは、エンジンRCカー向けにデザインされた大型サーキットだ。去年11月から今年5月に掛けてリニューアル工事が行われ、全天候型サーキットとして生まれ変わった。初冬を迎え、空冷エンジンにとっては都合のいいシーズンに突入し、ついでに平日休みを利用して、さっそくひとっ走りとなった。

初めて掛川サーキットに訪れたのは2009年前後。それから休止期間がだいぶあったが、なんだかんだでリピーターになっている。本腰を入れるような趣味に達することなく、熱くなり過ぎず、緩くに楽しむ程度に抑えたほうが長続きする傾向にあるらしい。

ビニール天井でコースが覆われ、天候に左右されにくくなった。コースは長いストレートと大小様々なコーナーが配置され、より走行が楽しめるように再設定された。アスファルトの路上は妙にベタベタしており、レコードラインを走るとタイヤが粘るようにして強くグリップする。エンジンRCカー特有の廃油の効果だろうか。

ピットテーブルは各自が倉庫から引っ張り出す。あまり人がいないことをいいことに、一人一つのテーブルを用意し、広く使うことにする。補修パーツがほぼ姿を消しながらも、今なお現役のTG10Mk.1を駆る。

こちらはイマシャーシとなるTG10Mk.2で、S15オーナーのもの。排気効率と最大パワーを犠牲にしつつ、汚損防止とスケール感重視の後方排気方式を採用している。私が作ったワンオフ品で、作成当初はチタンマフラーのように青色の焼きまで再現していた。

エンジンRCカーだけでなく、オフロードコースも遊んでみる。下手にモディファイするより、ノーマル状態かつ壊れて当然と割り切ったほうが、気軽に楽しめる。多少ラフに扱っても大丈夫で走るフィールドを選ばないのが、オフロード車の強みであり、魅力といえる。
合計9タンク(720cc)分走行。燃料フィルターのOリングが歪んで常に燃料を漏らし、2スピードミッションのスパーギアは歯が欠けて、クラッシュのダメージが積み重なってジュラルミンのシャーシが曲がり、まともに走れなくなったことで大破と判断した。再起は可能だが、構成部品を入念に検査して破損状況を調べなければならず、元に戻るまではかなりの時間がかかりそう。この修理プロセスも、RCカーの楽しみの一つだ。