2016年北海道ドライブその4

  • 四日目・帯広→苫小牧→航海
  • 今日で北海道から離脱することになる。帯広の朝は霧に包まれていて、そして冷え込んでいた。エンジンにいたっては、冬場特有の甲高い音を発しながらの暖機運転となった。

    道道337号

    朝の通勤通学で混雑する国道241号を避け、道道337号で音更帯広ICへ向かう。国道38号線は大雨による法面崩落により通行止めなので、無料区間内の占冠ICまで走り、富良野方面へ進路を取る。

    北海道といえばダート

    北海道のドライブといえば、ダート区間の走行も含めたい。ところが、この区間はただのダートではなく、実は復旧現場。北海道南富良野町は、台風10号の影響で市街地が冠水、さらに空知川の堤防が決壊するなど大きな被害が出た。あちこちに濁流の痕跡が残っており、傷跡が非常に生々しい。

    空知川の氾濫、痕跡その1

    流木が木に塞き止められ、積み重なっている。地面が若干茶色に染まっているのは、氾濫した川から運ばれてきた泥。大量の砂が舞っており、さすがに窓を閉めさせてもらう。

    空知川の氾濫、痕跡その2

    空知川を眺めてみる。本来なら橋脚に流木が絡み付いており、最高水位が今立っている道より上だったことが分かった。自然の力には抗えないが、耐えて復旧する底力はあるぞ。南富良野市街地で二度目(※2)の給油。被災した街にて、現金で購買するカタチで支援に繋がるだろうか。苫小牧に向かって、少しずつ南下を開始する。

    金山ダム

    金山ダムに寄り道して、ダムカードをゲットする。北海道唯一の中空重力式コンクリートダム。中空重力式ダムは、コンクリート量の削減(=費用低減)を狙っていたが、その一方で複雑な型枠で人件費が増大し、そもそもコンクリートの価格が安くなっていることから、日本国内では13基に留まる少数型となった。

    空知川の下流側

    下流側に放水される水は、茶色のまま。台風10号の影響が色濃く残っている。

    かなやま湖

    かなやま湖も同様。水は茶色に染まっており、上流からの大量の流木が網場に引っかかっていた。富良野市で昼食休憩を終えたら、三笠鉄道村に立ち寄る。

    三笠鉄道村

    前回は野外展示の無料区間だけだったので、今回は有料の室内展示場をメインに見て回る。道内の鉄道の歴史が細かく展示されており、積雪との戦い、事故、鉄道の開通を反対する住民との交渉までしっかり展示していた。

    キハ22の駆動部

    長らく蒸気機関車と客車が活躍してきた時間軸からすると、気動車が使われるようになったのはそう古い出来事ではないようだ。展示されているキハ22のエンジン、液体変速機、逆転器。ボタンを押すとエンジンが回転し、動輪が動く様子が見れる。展示場2階は、閉塞の仕組みや自然振り子の原理など、鉄道知識の教養に役立つものばかり。ちょうどいい時間なので新千歳空港に向かい、土産物を物色して苫小牧港に到着する。

    フェリーあざれあ

    2010年以来、2度目の乗船となるフェリーあざれあ。このフェリーあざれあ、妹のフェリーしらかばの両姉妹は引退が決まっており、これが最後の乗船となった。就航から20年を越え、船体もボロボロだ。

    乗船待ち

    日が暮れる苫小牧港、ライトアップされるファンネルマーク、そしてシビックRのケツ。乗船開始は19時、出航は19時半。すっかり暗くなってから、北海道を後にした。往路同様、太平洋側は揺れがキツく、津軽海峡からの海流がぶつかるためか、変な方向からのGを感じる揺れだった。

    ※2
    網走市街地→南富良野市街地で574.6km走行、給油量は32.1L、燃費は17.9km/L。