一晩寝れば、陸酔いも落ち着いており、体調は元に戻ったようだ。三日目の今日は、観光に長距離走行に、イベントを詰め込んだ一日となる。まずは博物館網走監獄。過去2回の北海道ドライブにて中継地点としていたものの、入場していなかったことから『宿題』を片付ける意味を兼ねて訪れることになった。

8時半から開所しており、朝早くなら人が少ないのでゆっくり見学できる。さっそく入所。

二見ヶ岡刑務支所は『開放的処遇施設で看視も緩やか』とされるが、それなりのコトをやって収容されているのだから、開放的、緩やかというのも少々変に感じるところ。

脱獄なう。五翼放射状平屋舎房の一部に、昭和の脱獄王こと白鳥由栄の脱獄シーンを再現している部分がある。館内ではプライバシーに関わる問題なのかイニシャルの『Y・S』で表記されている。調べてみると、当人なりの脱獄理由があったそうで、網走という過酷な土地、看守のストレスなど複雑に絡み合っていることが分かる。

網走監獄は自給自足の生活を送っており、各種農具も展示されている。その中には、爆音駆除器と表記されたパイプがあり、その直球すぎる表記方法が気に入った。若干駆け足ながら、一通り見終えたら高倉健のように「お世話になりました…」と網走監獄を後にする。網走市街地で、今旅行で一回目の給油(※1)を終えたら次の目的地、納沙布岬に向けて出発。

途中、寄り道して開陽台に立ち寄る。水平線が若干曲がって見え、地球が丸いことを実感できる。狭い道は一方通行、そして訪れる人が少ないことから、北海道らしい写真は簡単に撮影できる。

もう一つ、北海道らしい写真といえばこれ。アップダウンを繰り返す直線道路がくっきり見える有名な場所で、主にライダーが立ち寄るとか。

似たような道路は近所のあちこちにあるので、適当に走るだけでも面白い。

3時間ほど走って、根室半島は時計回りで、16時前に納沙布岬に到着。晴れ渡った空で、波も穏やか。歯舞群島を見ることができた。観光地というより、現在進行形の領土問題を実感する場所だ。ロシアの巡視船は見れなかった。

土産屋にいた猫。口元の黒い毛並み、そしてロシアとの領土問題の場所となることから、スターリンを連想。ここから道央、帯広に向けて走行を開始。270kmもの距離を5時間で走破、もちろん一般道だけだ。60kmの距離を一度も止まらず60分間走り続けるなんて、北海道ならではの走り方。燃料計の針がほとんど動かないまま、トリップメーターだけが増していく超低燃費運転が可能だし、ロータリーエンジンでは、今流行の蘇る圧縮という、フィードバックゾーン走行が簡単にできるだろう。今日一日で541kmを走り、帯広のホテルには21時半ごろに到着した。
※1
自宅→大洗、苫小牧→網走市街地で548.7km走行、給油量は31.83L、燃費は17.2km/Lとなった。