部屋でしもやけ

足の指が痒くて、ついでにピリピリと痛むことが続いていた。そのときは爪を深く切ってしまったこともあって、感染でもしたのだろうと考えていた。治ったと思ったら、再び痒みと痛みが再発し、感染とは別物と判断する。

どうも凍瘡(とうそう)…馴染み深い呼び方では、しもやけらしい。昔から今に至るまで雪のない地域住まいだけあって、珍しく雪が積もれば遊びまわり、しもやけを伴って帰ってくることを繰り返してきた。蘇る古い記憶そのもので、今回は積雪ではなく、冷え性と部屋の寒さによる影響で発症してしまうことになった。

光熱費の節約で、足元のヒーターは出していなかったが、どうやら限界らしい。節約のために体を壊して、それで病院に掛かってしまえば結局は余計な支出に繋がってしまう。足元ヒーターをクローゼットから引っ張り出して、暖を取る。これだ、この暖かさ、文明開化。冷えで血行が極端に悪くなっていたが、ヒーターのおかげで足先から暖かい血が巡ってくるのが実感できる。

なにかと体調を崩しやすいが、生活習慣病の類はない。しもやけで思い出したのが、生活習慣病の一つである糖尿病について。糖尿病を患っていると足先にクることは有名で、しもやけがきっかけで重症化してしまうこともあるそうだ。

知人は糖尿病を患い、感染による合併症で皮膚が内側から壊死し、デブリードマンを経ても回復することなく、年を越せなかった。その知人は足にもキており、傷はいつまでも塞がらなかった。

痛みが無ければいいのに?と思うことは一度や二度ではないが、この痛みは体からの危険信号であり、だから対処することができる。糖尿病でこの痒くてピリピリした感覚が失われてしまうとは、極めて恐ろしいものがある。