時計店では宝飾品も併せて展示、販売されていることが多い。時計も宝飾品の一種としても扱えるので、販売するにも相性がいいのかもしれない。
さて、今日は「切れたから繋げて」と持ち込まれたのがネックレス。修理前の現物チェックをしていると、細かい部品で構成され、使用している金属は高額品かつ柔らかめ、小さな傷が大きく目立ってしまう…と、時計修理と全く同じであることに気付く。
状況としては溶接が千切れており、こうなると専門店に持ち込んでレーザー溶接から仕上げという流れ。本来ならそうするのがベストだが、今までどおり着用できればOKということで、応急修理という扱いで繋ぎ直すことになる。両手にピンセットを持って損傷部分を整え、せっせと直していく様子は、感覚としても時計修理にそっくり。

Pt850と刻まれているあたり、純度85%のプラチナ。合金で強度を高めているとされるが、ピンセットで摘まんだ一発目の感覚で「これはヤバい」。ピンセットの先端をよく磨いておき、余計なストレスを与えないよう緊張感を持って作業を進め、修理は30分ほどは要しただろうか。金(Au)を使った時計も扱ったことがあり、こちらも摘まんだ瞬間にビクッとしたことを思い出す。
時計修理をやっている店舗では、宝飾品の修理も受け付けていることがあるが、なるほどこういうことか!と応急修理とはいえ実体験を通じて納得。