1990年代中盤あたりのハードディスクが持ち込まれ、処分することになった。
詳しくは見ていないが、2.5インチのIBM製ハードディスクが2つで、容量は80MB、200MB程度だったと思う。ハードディスク本体に貼られたステッカーにはMS-DOSの文字が記入され、Windows95とも書かれていた。最終確認で接続チェックをしてみたが、正常にスピンアップせずにガリガリと鳴る。もしも起動できれば、懐かしい画面を見ることができたかもしれない。
さっそく分解して中からプラッタを取り出す。それぞれ2プラッタ仕様で、計4プラッタ。今どきの動画程度の容量しかなく、起動できなくなっているとはいえ、セキュリティのためには物理的に破壊しなければならない。

こうなる。
まず各プラッタを万力に挟んで四つ折りに。続いてドリルで穴を開けて、アルミ片として廃棄する。既に基板やフレームは別ルートで廃棄しているので、組み合わせてのサルベージは不可能となる。プラッタへのネオジム磁石責め、基板上の各ICをもぎ取るといった細かい配慮も忘れずに行っている。
この時代のハードディスクの解体は非常にラク。というのも、2000年代に入ってくるとプラッタがアルミからガラスに切り替わっていく。そのため、プラッタを壊す=ガラスを割るということになり、対処にひと手間加えないと清掃が大変で、ケガの原因にもなってしまう。こう書くくらいなので、プラッタの破片で手をざっくりと切ってしまうという、痛いミスをやらかしたことがある。
ハードディスクに一旦書き込まれたデータはそう簡単に消去できず、そんな仕組みから処分は時間や苦労を要するもの。

部品だけでパソコンを仮組してOSをインストール。ディスクの健全性を確認してから、全消去なんてことも一度や二度ではない。