センサーに異物が付着しているリコーCX6。昨日の時点では連休中に処理しようと書いていたが、修理よりも分解したいという興味が勝り、さっそく作業に取り掛かった。日本電産(現ニデック)の『すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』ではないが、やりたいと思った今がチャンスだろう。
蓼科電研のWebサイトを参照しながら分解していく。機械式腕時計の修理よりもラクな印象で、10分程度でバラバラになる。それではCMOSセンサーはどうなっているのか、ワクワクしながらチェックすると。

そこには大きな糸状の異物が付着していた。なるほどコイツが原因だったか!と嬉しくなるのと同時に、センサーに傷がついていないか新たな不安を抱く。ブロワーで異物を吹き飛ばしておき、センサー表面に傷がないか何度も確認し、無事と判断した。

作業環境はなるべくコンパクトに。時計修理であれば太陽光を活用した昼間が中心になるが、コンデジなら夜間でもデスクランプを最大限に明るい設定にすれば、対処できることが分かった。
遠い昔はホスティングサービスが多数あって、応じて分解修理系のWebサイトもよく見つかり、ブックマークも大量にあった。それが時代の流れでホスティングサービスが終了し、Webサイトも消えていった。蓼科技研で公開されているレポートは、今では貴重な分解修理系の記事。非常にありがたかった。
分解したリコーCX6を元通りに組み立てて、内蔵カレンダーの再設定を行う。次に試写してみて、正常にマクロ撮影ができることをチェック。

デスク上に転がっている555タイマーを撮影してみる。いつもの構図で違和感なし。右下に写っていた影がなくなっている。続いて、白い壁面でセンサー上のゴミをチェックする。

検査良好。何も記録されていないJPEGではない。
これで復旧できなければ5台目のCX6も考えたが、よくよく考えてみると3台目はピント不良が生じているだけでセンサーだけなら生きている。最悪の場合はセンサー単体の移植で直すことも視野に入り、復旧の見込みは立っていた。ニデックの『出来るまでやる』が本当に当てはまる事例になりそう。