先日、接触シールタイプのベアリングを選定しているという記事を書いた。
シビックRの純正部品として購入するベアリングは、接触シールタイプのベアリングが殆ど。高回転、高負荷、粉塵や水分といった汚損環境で使われるハブベアリングはもちろんのこと、回転部品を支える部分では接触シールタイプが組み込まれている。

例えばコンプレッサーのアイドルプーリー。38942-P73-000 プーリーCOMP.,アイドル、2025年3月の時点で5,000円程度。ストック用なのでプチプチのパッケージからは出していないが、接触シールタイプのベアリングであることが透けて見える。
ピークで8,400rpm以上まで回され、すぐ横にはエンジンからの高熱が掛かる。さらにベルトのテンションを保つために、ラジアル方向に引っ張られるという過酷な動作環境でも、10万キロを耐え抜く。

さすがに10万キロを使うと、内部のグリスが少しずつ漏れ出しており、回転に伴う遠心力で円周方向へ広がっていた。それでもガタツキがあるとか、ゴロゴロとした感触は無かった。

フライホイールの中に組み込まれているパイロットベアリングも同様に、接触シールタイプ。91006-634-008 ベアリング,クラッチパイロット(NTN)、購入当時は700円ほど。
B型エンジンのフライホイールはボールベアリングだが、これがK型エンジンになるとシンプルなブッシュになっている。軽量化目的か、低コスト化目的なのかは不明。
交換で外された部品は一旦保管しておき、損傷や劣化の具合をチェックしてから捨てるようにしている。特に回転系部品、つまりベアリングとなれば、シビックRでこれだけ消耗したのだから、自転車やエンジンRCではこうなりそうだな?と予測と応用がけっこう利く。仕事先でも多くのベアリングがあって、損傷状況が舞い込むことがあるので、より情報精度を高めることができる。
相手国を潰したければ、ベアリング工場を真っ先に狙えとは一種の格言だろうか。それだけベアリングはインパクトのある部品だ。