体験必須

指導用の教材としてプラレールが使えないか?という話は何度か出ては消えているが、いよいよ本格化しそうな感じ。実際、訓練教材として使用されているというニュースは何度も取り上げられていて、反対される要素は少ないだろう。

「HOやNのほうがよくねぇっすか?」と言われるが、真っ先に値段が問題になる。プラレールの3両編成セットなら3,000円でお釣りといったレベルだが、Nゲージの鉄道模型ではレールやパワーパックがセットされたスターターキット的な商品で2万円前後、HOゲージになると額が額だけに上申書を提出しなければならない。

プラレールの有利なところは、レールの上で手で転がすことができて、踏切や信号に関する要注意ポイントを示すことができる。これが鉄道模型では、いちいちパワーパックで操作しなければならず、しかもNゲージではサイズが小さくて見えにくい。物事を簡潔に伝えるためには、ある程度デフォルメされたほうが把握しやすくなる。玩具とはいえプラレールで全体像を掴んでおき、それから現場を見に行けば、これがプラレールで言うところのあれか!となることが期待できる。

電気回路でも同じ。真っ先に取り上げられるのが直列接続と並列接続の抵抗値の計算で、結局は計算問題のオチになってしまう。そこで計算した結果を元に、実際に抵抗を使って回路を組んでみて、実例を目の当たりにするのはどうか。特に並列接続の計算の場合、抵抗器に表示されている抵抗値より低くなることが多く、なぜだろう?とさらに疑問点が浮かべばシメたもの。

例えて言うなら、一列に並んだ状態から、一ヶ所しかない改札口と二ヶ所ある改札口では、流れが緩和されるようなものか。

パワーポイントを使って一方的に説明するのもあり。しかし、より早く覚えるには体験を通じたほうが有利で、それは何歳になっても変わらない。