ようやく一息つけるなぁと思っていたら事故に遭遇。またかよ運が悪ぃな…と思いつつも、すぐさま救援モードに切り替わる。
事故を起こした方は、なにが起きたのか分かっていなかったようだ。おかげで「止めろ!!」「下がれ!!」と怒声があっても、まさか自分に原因があるとは思っていなかったのか、ものの数秒で事態を深刻化させていくという、最悪の流れになっていた。シチュエーションとしては、ブレーキを踏んでいるつもりがアクセルを全開に踏み込んでいたのと全く同じ。
加害者側の行動で相手方の車を破損させてしまった以上は、警察に届け出なければならず、まずは警察を呼ぶよう指示。何が起きたのか完全には認識できていないのと、突然の警察沙汰になることへ頭の処理が追いついていないのかもしれないが、残念ながら現実だ。一種のパニック状態になっていることは目に見えており、どうしたらいいか分からなくなっているようだ。住所や現場の状況を伝えるように指示を出してやると、大抵はスムーズにいく。
車を壊された方としては、当たり前だが怒り心頭になっている。私としては第三者なのであれこれ言う立場にはないが、まぁまぁと愚痴を聞いてあげつつ、腕や脚とか負傷はねぇっすね?なんて声を掛けてあげると、次第に落ち着いてくるもの。
警察が到着すれば軽く引き継ぎを行って、残りは当人たちに任せることになる。ぱっと見たところ、被害者側の車はフレーム修正が必要になるレベルの損傷で、しかも歪みは広範囲に及んでいる。初度登録からの経過年数も含めると、相当揉めるだろうと容易に想像できる。
事故で保険を使うとなれば、事故証明が必要になってくる。そのためにも警察を呼んで現場検証を行ってもらうのだが、加害者側にはそういった知識が一切なかったようだ。今まで無事故で過ごせたことで、非常時に関する知識はなし。初老特有の裏付けのない自信もあって、いわゆるだろう運転になっていた点も関係しているのかもしれない。
僅かな確認不足が大事になるとはよく言われるが、まさにこのこと。結果として時間と金を大きく失うことになり、他山の石として活用させてもらう。
遠出する機会が多く、事故直後の現場に出くわすことは過去にもあった。おかげで警察への通報指示、負傷者の有無確認、現場の保存や交通整理…といった後方支援の流れがすっかり身についているのが少々引っかかるが、性格上見て見ぬふりはできない。