色つきの夢

ここのところ、よく夢を見る眠りだったりする。「夢を見る睡眠」という判定基準は、起床してしばらくしても夢の内容を覚えているかどうかとする。寝ている間に見ている夢は共通して、私が子供のころだった頃の夢。外で駆けずり回って遊んでいる夢だ。それでいて、思考等は今の状態を引き継いでいるため、某高校生探偵ではないが「見た目は子供、頭脳は大人」を地で行っていたりする。

駆けずり回ることに飽きれば、今度はいたずらに精を出す。思考は大人なので、その悪事がバレることはなく、困った「大人」を見て大笑い。何人もの誰かと遊んでいて楽しい時間が続き、門限等で帰ることになって、薄暗くなった夕暮れの道を歩き続けているところで、朝になって目覚める。夢の中で暴れまわっていたので、起きた早々に妙な疲労感を覚えていて、少し気だるい気分のまま、出勤となる。

夢の中でも色の情報はしっかりあって、茶色の土と緑色の草原、澄んだ青い空。遠くには横浜みなとみらい地区のビル群…。夢の舞台は必ず横浜であり、今なお現実に存在する場所だ。子供のころは、毎日のように遊んでいた場所だし、土地勘等の記憶はかなり残っており、年に何度かその場に訪れていたりする。繰り返し訪れることで、深層の記憶への再書き込みが続いていることになる。

過去の体験の記憶を、夢という仮想世界で再体験しているのかもしれない。だから思考が変わることがないのだろう。悪夢を見やすい私としては、ある意味珍しい事だったりする。

本当にあった三色のやつ

ゲーム『がんばれゴエモン』シリーズにおける回復アイテムといえば三色団子で、桃色、白色、草色の三色が揃った串団子だ。登場キャラクターのエビス丸には「茶店の三色団子を何よりも好む」と設定されていて、ファンの手によって描かれたエビス丸には、背景や手に三色団子が存在するパターンがよく見られる。そういえば『忍たま乱太郎』でのしんべヱも三色団子を食べていたような印象があり、恰幅のいい忍びは団子をやたら食べることが定例なのかもしれない。

そんなゲームやアニメの登場アイテムでしかないと思っていた三食団子が、現実にある食べ物と知ったのはついさっきのこと。ホンモノがあるというあまりの衝撃に、記念写真まで撮ってしまったほど。

三色団子

初めて食べる三色団子は、熱いお茶が飲みたくなるような甘さはなく、色以外は純粋な団子だった。これを大量に食べると確実に飽きる。甘さでフィーバーするならばみたらし団子だし、味を楽しむならよもぎ団子やきび団子あたりが思い浮かぶ。

この三色団子は、花見団子とも呼ばれ、桃色=サクラの象徴、白色=春の霞み、遠くが白く霞んで見えなくなる季語、草色=新緑の象徴という、まさに春をイメージさせる食べ物、縁起物だったようだ。春先に団子を食べる習慣は、かの天下人、豊臣秀吉の時代まで遡る。春の京都において大茶会を開いた際、日本中の菓子を集めて客人に振舞ったことが由来とされるので、かなり古い歴史を持つ。先から桃色、白色、草色の順番でないと、三色団子、花見団子の定義から外れるという。

季節モノだけに、今だけしか出回らない理由が分かった。しかもナマモノとなれば、販売期間はなおさら短くなる傾向にある。興味を示さなければ買おうとしないことから、本当にあると知るまでには、あまりに長すぎる年数を要することになった。

ガスメシ

炊飯器内の時計や設定を保存するための内蔵バッテリーが寿命を迎えたようで、米が炊けなくなった。少し前から液晶パネルがやけに薄く、電源プラグをコンセントに接続すると元通りの濃さに戻ることから、内蔵バッテリーが死に掛けていることは明白だった。そんな状態でも辛うじて使えたのだが、とうとう尽きた。各種炊飯モードが設定されている以上は、マイクロコントローラ的なものが存在し、それを活かすための内蔵バッテリーが必須。電源があっても、マイクロコントローラが無ければ動かない。パソコンにおいても、マザーボード上のコイン電池がダメになると、起動すらしなくなるのと似たようなもの。

ここは慌てず騒がず、ガスで炊けばいいだけのこと。水に漬けておく時間は少々長めに取りながら、後はガスコンロの自動モードに任せてしまえばいい。鍋内部の炊き具合を監視しながら勝手に火加減を調整してくれるので、その場から離れられないということがなくなり、ずいぶんとラクになった。

火力で短時間のうちに一気に沸騰させ、しかも強制的に対流が起きる。これで米の一粒までムラなく均等に熱が伝わり、芯まで確実に炊きあがる。これが電気の炊飯器とは異なる点で、米本来の甘さが強くなってよりおいしくなる。この味は覚えがあるぞ…とよくよく考えてみたら、キャンプのときは必ず火で米を炊くので、その記憶だった。ガスメシを食べていると、キャンプに行きたくなる。今年は去年以上のキャンプを行いたいところだ。

さて、問題の炊飯器。内蔵バッテリーの交換で対処できるだろうが、内部の圧力蓋の部品も壊れているし、釜部分もコーティングの剥離やキズが多くなっていることから、買い替えになりそう。